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概要:前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比138円19銭安の2万6863円33銭と、反落した。前日の米国市場での株高を受けて小高く寄り付いたが、短時間でマイナスに沈んだ。世界景気への懸念が重しとなった一方、下値では押し目買いが支えとなり、安値圏でのもみあいが続いた。
前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比138円19銭安の2万6863円33銭と、反落した。
[東京 24日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比138円19銭安の2万6863円33銭と、反落した。前日の米国市場での株高を受けて小高く寄り付いたが、短時間でマイナスに沈んだ。世界景気への懸念が重しとなった一方、下値では押し目買いが支えとなり、安値圏でのもみあいが続いた。
日経平均は朝方に小高く寄り付いた後、下落に転じ、一時191円57銭安の2万6809円95銭に下押しした。過去2営業日で600円程度上昇したこともあり、心理的節目2万7000円付近では利益確定や戻り売りが上値を抑えた。
一方、下値では押し目買いが入り、膠着感が強まった。半導体製造装置や電子部品などのハイテク株やPER(株価収益率)の高い銘柄でマイナスが目立った一方、海運や銀行が買われた。
市場では「米金融引き締めによる景気への警戒感がある。住宅関連指標や連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を前にして、手を出しにくい」(証券ジャパンの大谷正之投資情報部長)との声が出ていた。
TOPIXは0.48%安の1885.47ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆3477億8100万円だった。東証33業種では、値上がりは海運業や空運業、非鉄金属など9業種で、値下がりはサービス業やパルプ・紙、陸運業など24業種だった。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループがしっかり、日本郵船、JALも堅調だった。半導体装置関連は東京エレクトロンが小高い一方、アドバンテストがマイナスとまちまち。リクルートホールディングス、エムスリーは軟調。ソフトバンクグループもさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが263銘柄(14%)、値下がりは1519銘柄(82%)、変わらずは55銘柄(2%)だった。
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