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概要:国際通貨基金(IMF)のギータ・ゴピナート筆頭副専務理事は23日、 世界経済は逆風に直面しているが、現在の成長予測に基づくと潜在的な世界不況に対するバッファーを有しているとの認識を示した。
5月23日、国際通貨基金(IMF)のギータ・ゴピナート筆頭副専務理事は 世界経済は逆風に直面しているが、現在の成長予測に基づくと潜在的な世界不況に対するバッファーを有しているとの認識を示した。
[ダボス(スイス) 23日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のギータ・ゴピナート筆頭副専務理事は23日、 世界経済は逆風に直面しているが、現在の成長予測に基づくと潜在的な世界不況に対するバッファーを有しているとの認識を示した。
「ダボス会議」に出席するため訪問したダボスで、インタビューに応じた。
経済成長に対する主な脅威として、ウクライナでの紛争がエスカレートする可能性を指摘し「経済制裁や、報復措置としての制裁を受ける可能性がある」と述べた。このほか、インフレや中銀による金融引き締め、中国の成長鈍化を挙げた。
IMFは4月19日に公表した世界経済見通しで、ロシアのウクライナ侵攻などを背景に、2022年の世界経済の成長率予測を1月時点の予測から0.8%ポイント下方修正し、3.6%とした。
これに関しゴピナート氏は「3.6%であれば、バッファーがあると言えるだろう」と述べた。ただ、世界にリスクは遍在しているとし、「欧州は、戦争で大きな打撃を受けている国があるため、テクニカルリセッション(2・四半期連続での前期比マイナス成長)に陥るかもしれない」とした。
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