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概要:東京株式市場で日経平均は急反発。外為市場でドル/円は130円台まで急速に円安が進行したことを好感した。大型連休前とあって見送りムードが強い中で、買い戻しが活発化したという。
[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反発。外為市場でドル/円は130円台まで急速に円安が進行したことを好感した。大型連休前とあって見送りムードが強い中で、買い戻しが活発化したという。
4月28日、東京株式市場で日経平均は急反発。外為市場でドル/円は130円台まで急速に円安が進行したことを好感した。
27日の米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が反発。前日に決算を発表したマイクロソフトとビザが力強い業績見通しを示したことで、世界的な景気減速と金利上昇に対する懸念が緩和された。
これを受けて日本株は反発して始まった。前場はもたつき気味だったものの、日銀が金融政策決定会合で政策の現状維持を決定し、外為市場ではドル/円が急速に円安振れたことを好感し。130円台まで円安が進むと、さらに上値を追う展開となり、きょうの高値圏で大引けた。
市場では「円安で株価の戻りに弾みが付いた格好だが、今週は売りから入った投資家が多いため、買い戻しが活発化したとみられる」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声が聞かれる。
東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏は「空売り比率が昨日で50%を超えたことで、買い戻しのニーズが高まっていた」としたうえで「大型連休を前に売り持ちしたままでは怖いという心理が働いたのではないか」とコメントしていた。
一方、決算発表が佳境を迎え、その内容で株価が明暗を分けている中、「業績開示に消極的な企業に対して投資家の判断はシビアだ」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との指摘もある。
TOPIXは2.09%高。東証プライム市場の売買代金は3兆4114億6100万円だった。東証33業種では、鉄鋼、鉱業、輸送用機器などが上昇した半面、海運業の下げが目立つ。
個別では、トヨタ自動車、ソニーグループなど主力の輸出関連株が総じてしっかりとなった。キーエンスも大幅高だが、商船三井など海運株がさえない。
プライム市場の騰落数は、値上がり1503銘柄(81%)に対し、値下がりが295銘柄(16%)、変わらずが40銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26847.90 +461.27 26430.28 26348.36
─26876.95
TOPIX 1899.62 +38.86 1865.17 1862.42
─1901.39
東証出来高(万株) 138363 東証売買代金(億円) 34114.61
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