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概要:ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は21日、今後の政策決定会合で主要政策金利を現行の17%からさらに引き下げることを検討すると語った。また、西側諸国の制裁がロシア経済に構造的変化を生じさせるとの見方を示した。
ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は21日、今後(訂正)の政策決定会合で主要政策金利を現行の17%からさらに引き下げることを検討すると語った。
[21日 ロイター] - ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は21日、今後の政策決定会合で主要政策金利を現行の17%からさらに引き下げることを検討すると語った。また、西側諸国の制裁がロシア経済に構造的変化を生じさせるとの見方を示した。
通貨ルーブルの闇市場のレートが公式レートから乖離(かいり)する状況を回避するため、外国為替規制の調整を検討していることも明らかにした。
総裁は議会下院に出席し、2月終盤の20%への緊急利上げはルーブルの安定化とインフレ克服に寄与したと評価。中銀はその後、今月8日に政策金利を17%に引き下げた。次回会合は29日に予定されている。
次回会合で利下げする可能性が高いかどうかには言及しなかった。
ロシア経済については、西側諸国の制裁で国際金融システムおよび貿易へのアクセスが制限されているため、構造的変化が生じるとの見通しを示した。
「高度に現地化された生産や、輸入品からの代替がかなり進んでいる場合でさえも問題が生じる可能性はある」と述べ、国内で生産されている紙に外国の漂白剤が使われている例などを挙げた。「全てにおいて時間がかかる」と語った。
総裁はまた、ビザやマスターカードなど大手カード会社がロシアでの決済事業を停止する中、当局はロシア独自のカード「MIR(ミール)」を取り扱う国を増やすことを目指していると述べた。
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