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概要:鈴木俊一財務相は日本時間21日、米ワシントンで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で「最近のやや急激な円安について説明した」と明らかにした。
鈴木俊一財務相は日本時間21日、米ワシントンで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で「最近のやや急激な円安について説明した」と明らかにした。写真は都内で2013年2月撮影(2022年 ロイター/Shohei Miyano)
[東京 21日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は日本時間21日、米ワシントンで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で「最近のやや急激な円安について説明した」と明らかにした。
鈴木財務相は、20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議とその後に行われたG7財務相・中央銀行総裁会議後の会見で「G7での国際経済に関する議論の一環として、最近のやや急激な円安の進行について説明したうえで、緊張感をもって注視していくこと、G7での合意に沿って緊密な意思疎通を図っていくことを申し上げた」と語った。為替に関するG7合意に沿った考え方は「今も維持している」との考えも述べた。
為替水準に関する質問には「コメントしない」と応じた。一方、為替の安定は重要で急激な変動は望ましくない、との認識も改めて示した。
同席した日銀の黒田東彦総裁は、為替について「ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが望ましい」と重ねて表明。日銀として経済や物価に与える影響を注視していく考えを強調した。
鈴木財務相によると、G7では、主に国際経済やウクライナ情勢に関して議論を交わし、為替は主要議題ではなかったという。
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