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概要:19日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。 約20年ぶりの高値圏に浮上し、利益確定売りが出やすい。 ただ、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りは継続し、米金利を手がかりに上昇
19日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。
約20年ぶりの高値圏に浮上し、利益確定売りが出やすい。
ただ、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りは継続し、米金利を手がかりに上昇基調を維持しそうだ。
前日の取引はイースターマンデーに伴い主要市場が休場となったが、米金利高を背景としたドル買いが優勢に。
ユーロ・ドルは1.0770ドル付近に下げ、ドル・円は127円付近に値を上げた。
本日アジア市場で米金利高は一服したものの、ドル買い基調は続く。
また、黒田日銀総裁は前日の国会答弁で円安に関する「マイナス面」に言及。
ただ、緩和継続の考えを強調したことで市場は円安容認と受け止め、円安が主要通貨を押し上げている。
この後の海外市場でも、円売りは継続する見通し。
本日公表された豪準備銀行の議事要旨で利上げ時期前倒しの可能性が示されたほか、NZ準備銀行もインフレ対応の構え。
資源国通貨を中心にクロス円が上昇すれば、ドル・円をけん引しよう。
一方、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑に変わりはなく、次回5月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けたドル買い地合いは揺るぎない。
ドル・円は弾みが付き、一段高に振れやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・3月住宅着工件数(予想:174.1万戸、2月:176.9万戸)
・21:30 米・3月住宅建設許可件数(予想:182.9万戸、2月:186.5万戸)
・01:05 エバンス米シカゴ連銀総裁講演(エコノミッククラブオブNY)
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