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概要:[シドニー 12日 ロイター] - ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が12日発表した3月の豪企業景況感指数は9ポイント上昇のプラス18と大幅に改善した。売上高や雇用状況が良好だった。一方、コス
[シドニー 12日 ロイター] - ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が12日発表した3月の豪企業景況感指数は9ポイント上昇のプラス18と大幅に改善した。売上高や雇用状況が良好だった。一方、コスト高で販売価格は上昇し、インフレ動向にとって懸念材料となった。
企業信頼感指数は3ポイント上昇のプラス16。売上高の指数は13ポイント上昇してプラス24、収益性を示す指数は8ポイント上昇のプラス13となった。雇用指数は4ポイント上昇してプラス12となり、失業率が近く4%を下回ることを示した。
NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は、小売りや娯楽、パーソナルサービス、金融、不動産などの部門が改善を主導したと指摘した。
受注や設備投資の指数も上昇し、業況回復の継続を示唆した。
一方で、仕入れコストや労働コストは調査開始以来の高い伸びとなり、販売価格を押し上げた。
オスター氏は「ここ数カ月の物価上昇加速を踏まえると、月内に発表される第1・四半期の消費者物価指数(CPI)は高い水準になる可能性が大きい」と述べた。
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