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独鉱工業生産、2月は5カ月連続上昇 3月以降はウクライナ危機が重し
概要：［ベルリン ７日 ロイター］ - ドイツ連邦統計庁が７日発表した２月の鉱工業生産指数は前月比０．２％上昇した。上昇は５カ月連続。しかし３月以降はロシアのウクライナ侵攻の影響が出てくるため、上昇基調は途
［ベルリン ７日 ロイター］ - ドイツ連邦統計庁が７日発表した２月の鉱工業生産指数は前月比０．２％上昇した。上昇は５カ月連続。しかし３月以降はロシアのウクライナ侵攻の影響が出てくるため、上昇基調は途切れるとエコノミストはみている。
１月は１．４％上昇に下方修正された。
ロイターの予想によると、２月は横ばいと見込まれていた。
経済省は、原材料不足で生産が受注に対応しきれない状況は、ウクライナ危機で早期に解消しそうにないとの見方を示した。
ＩＮＧエコノミクスのカルステン・ブルゼスキ氏は、２月の鉱工業生産統計は「ウクライナ侵攻が起きなかった場合のドイツ経済を状況を示唆する」と指摘し、経済の見通しは悪化したと述べた。
ＩＦＯ経済研究所のエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は「２月に高まっていた楽観的見方は、ロシアのウクライナ侵攻で崩れ落ちた」と述べ、零細企業や個人事業主の間でも不確実性が広がっていると指摘した。
先週、政府経済顧問のフォルカー・ビーランド氏は、ウクライナ危機でドイツがリセッション（景気後退）に陥るリスクが大きいと述べた。ドイツは新型コロナウイルス流行の影響をまだ消化していないとも指摘した。
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