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概要:[ロンドン 7日 ロイター] - 欧州復興開発銀行(EBRD)は7日、ウクライナ戦争により、今年の財務に多大な影響が及ぶとの見通しを示した。 2021年通期決算は25億ユーロ(27億2000万ドル)
[ロンドン 7日 ロイター] - 欧州復興開発銀行(EBRD)は7日、ウクライナ戦争により、今年の財務に多大な影響が及ぶとの見通しを示した。
2021年通期決算は25億ユーロ(27億2000万ドル)の黒字と、過去最高益だった。株式・技術投資が「非常に好調」だったほか、新型コロナウイルス禍からの景気回復で不良債権が減った。
EBRDはウクライナに20億ユーロの支援を行っているが、同行のチーフエコノミストによると、ウクライナ経済は、停戦が実現しなければ、今年20%のマイナス成長になる見通し。
「ウクライナ戦争で22年の財務に多大な影響が及ぶとみられる。EBRDはウクライナ、ベラルーシ、ロシアに多額の投資・株式ポートフォリオを保有している」と表明した。
21年末時点で、ウクライナ向け融資は21億ユーロ、ロシア向けは2億ユーロ、ベラルーシ向けは5億ユーロ。この他に、株式のエクスポージャーが、それぞれ3億ユーロ、12億ユーロ、1億ユーロあるという。
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