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概要:米労働省が発表した3月雇用統計で失業率は3.6%と、2月3.8%から予想以上に低下し、パンデミックにより経済が封鎖した20年2月来で最低水準を回復した。 非農業部門雇用者数は前月比+43.1万人と伸び
米労働省が発表した3月雇用統計で失業率は3.6%と、2月3.8%から予想以上に低下し、パンデミックにより経済が封鎖した20年2月来で最低水準を回復した。
非農業部門雇用者数は前月比+43.1万人と伸びは2月から予想以上に減少。
2月分は+67.8万人から+75万人へ上方修正された。
1月分は+48.1万人から+50.4万人へ上方修正され、2カ月連続で9.5万人上方修正された。
平均時給は前月比+0.4%と、2月+0.1%から伸びが拡大。
前年比では+5.6%と、伸びは2月+5.2%から一段と拡大し20年5月来で最大を記録した。
強い雇用統計を好感し、特に2年債利回りが2.426%まで上昇。
景気後退を示す兆候と注視されていた2年債と10年債の利回りが逆転した。
3月雇用統計が労働市場のひっ迫を示し、FRBの引き締め加速を織り込み、ドルは強含みに推移。
ドル・円は122円40銭から122円79銭まで上昇した。
ユーロ・ドルは1.1037ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・3月失業率:3.6%(予想:3.7%、2月:3.8%)
・米・3月非農業部門雇用者数:+43.1万人(予想:+49.0万人、2月:+75万人←+67.8万人)
・米・3月平均時給:前年比+5.6%(予想:+5.5%、2月:+5.2←+5.1%)
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