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概要:29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:配当再投資による需給への思惑から、配当志向の物色が一段と強まる可能性■北陸電、22/3赤字修正 営業損失▲200億円←30億円■前
29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:配当再投資による需給への思惑から、配当志向の物色が一段と強まる可能性
■北陸電、22/3赤字修正 営業損失▲200億円←30億円
■前場の注目材料:三菱電機、愛知・尾張旭市にFA新工場、半導体・EV向け、130億円投資
■配当再投資による需給への思惑から、配当志向の物色が一段と強まる可能性
29日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。
28日の米国市場はNYダウが94ドル高だった。
バイデン政権が公表した予算教書で、超富裕層や企業に対する増税が明らかになり売り先行で始まった。
連邦準備制度理事会(FRB)の急激な利上げで、経済が景気後退に陥るとの懸念も浮上し、NYダウの下落幅は一時300ドルを超える場面も見られた。
ただし、引けにかけては原油先物相場が下落したほか、金利低下を背景に買い直された。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比360円高の28010円。
円相場は1ドル123円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。
前日の下落部分を吸収する格好となるため、28000円水準が支持線として意識されやすく、押し目待ちの買いも切り上がりを見せてくるほか、ショートカバーの動きも意識されやすい。
また、本日は3月期末配当の権利付き最終日となる。
配当落ち分は230円水準と見られており、日経平均が28230円を上回っての推移を見せてくるようだと、配当落ち後も28000円が支持線として意識されやすく、その後の先高期待にも繋がりやすいだろう。
配当再投資による需給への思惑も高まりやすいなか、配当志向の物色が一段と強まる可能性はありそうだ。
また、米VIX指数は19.63と2月9日以来の20.00割れとなり、1月半ば以来の水準に低下してきた。
米国ではハイテク株の持ち高調整に伴う買いの動きも継続していることから、リスクオンに向わせやすいところであろう。
その他、大型テック株なども年初の水準を回復してきていることも指数インパクトの大きい値がさ株ハイテク株などへの支援材料になりそうだ。
買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの、弱含む局面においては押し目狙いのスタンスになりそうだ。
物色については、海運株など足元で配当落ち前の利益確定の動きも見られているが、配当落ち後の強い動きを想定した中長期観点からの配当志向の物色は見られそうである。
その他、ハイテク株への物色が想定されるなか、前日に利食いに押されていた銘柄へのリバウンドも意識されやすい。
一方で、マザーズ銘柄は昨日の調整の反動は期待されるものの、直近戻り高値をクリアするまでは短期的な値幅取り狙いの動きになろう。
■北陸電、22/3赤字修正 営業損失▲200億円←30億円
北陸電 (T:9505)は2022年3月期業績予想の修正を発表。
営業損益は30億円の黒字予想から200億円の赤字に下方修正した。
至近の渇水影響やウクライナ情勢の緊迫化に伴う卸電力取引所の価格高騰影響などを反映した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(34955.89、+94.65)
・ナスダック総合指数は上昇(14354.90、+185.60)
・シカゴ日経先物は上昇(28010、大阪比+360)
・1ドル=123.90-00円
・SOX指数は上昇(3547.17、+21.83)
・VIX指数は低下(19.63、-1.18)
・米長期金利は低下
・米国景気の拡大
・コロナ感染沈静化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・三菱電機 (T:6503)愛知・尾張旭市にFA新工場、半導体・EV向け、130億円投資
・富士フイルム (T:4901)新工場、米でIJインク材料増産
・古河電工 (T:5801)三菱電線と光部品で共同出資会社設立
・TOWA (T:6315)京都東事業所で新工場棟稼働、切削工具需要に対応
・KDDI (T:9433)「ペロブスカイト太陽電池」実用化へ、エネコートテクノに出資
・テイカ (T:4027)圧電単結晶材で新技術、医療用超音波画像診断機向け
・昭和電工 (T:4004)6インチSiC基板を内製、パワー半導体向け
・東洋紡 (T:3101)仏政府系研究機関とOPDモジュール試作、微弱な光を検出
・日本ゼオン (T:4205)キュナシスと提携、新材料の開発加速
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・2月小売売上高(前月比予想:+0.9%、1月:+1.8%)
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