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概要:23日の日経平均は大幅に7営業日続伸。 816.05円高の28040.16円(出来高概算14億1000万株)と1月18日以来約2カ月ぶりに28000円を回復して取引を終えた。 前日の米国株の大幅反発や
23日の日経平均は大幅に7営業日続伸。
816.05円高の28040.16円(出来高概算14億1000万株)と1月18日以来約2カ月ぶりに28000円を回復して取引を終えた。
前日の米国株の大幅反発や円安進行を背景にハイテク関連株などを中心に幅広い銘柄に買いが先行して始まると、終日堅調な展開となり、取引終盤には28056.20円まで上げ幅を広げた。
28000円回復で、いったんは達成感も意識されたものの、後場半ば以降は28000円を上回っての推移が続いた。
東証1部の騰落銘柄は値上がり銘柄が1900を超え、全体の9割近くを占めた。
セクター別では海運を除く32業種が上昇し、精密機器、電気機器、輸送用機器、機械、医薬品などの上昇が際立っていた。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ (T:9983)、東エレク (T:8035)、ソフトバンクG (T:9984)、アドバンテス (T:6857)、TDK (T:6762)が堅調だった半面、日揮HD (T:1963)、川崎船 (T:9107)、郵船 (T:9101)、商船三井 (T:9104)、東京海上 (T:8766)が軟化した。
前日の米国市場は主要3株価指数が揃って上伸したほか、米国の利上げ加速観測を背景に約6年ぶりの1ドル=121円台へと円安が進んだため、自動車や電子部品、半導体といった輸出関連株中心に値を上げる銘柄が目立った。
買い戻しの動きが活発化するなか、短期筋などによる株価指数先物買いも交え、上げ幅を拡大させた。
日経平均はきょうで7連騰し、この間の上げ幅は2877.38円に達しているだけに、急ピッチの上昇に対する過熱感はくすぶっており、戻り待ちの売りなどが警戒される。
ただ、3月期末を控えた配当志向の物色やファンドによる配当の再投資もあり、月内は買い方優位の需給状況が続くとの見方も多い。
このため、昨年9月高値から今年3月安値の3分の2戻し水準である28685円水準を早期に突破できれば、「3万円の大台回復を目指す動きに本格的に移行している可能性がある」との声も聞かれ、投資マインドは徐々に明るくなってきているようだ。
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