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概要:[16日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループとネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は、監督強化に対処するため年内に合わせて数万人を削減する方針。関係筋が明ら
[16日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループとネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は、監督強化に対処するため年内に合わせて数万人を削減する方針。関係筋が明らかにした。
配車サービス大手、滴滴出行(ディディ)も人員削減を計画しているという。
関係筋によると、アリババはグループ全体の人員削減目標をまとめていないが、最終的に全従業員の15%以上に相当する3万9000人程度を削減する可能性がある。
関係筋3人によると、テンセントも今年中に一部の部門で人員削減を計画している。動画配信や検索などを統括する部門は10─15%減らす見込みという。
両社による大規模なリストラは、中国当局が1年半前にIT大手に対する監督を強化してから初めて。
アリババの計画を知る関係筋は、先月複数の事業部門との間で人員削減について協議が行われ、解雇が始まったと明らかにした。別の関係者は、エルミーなどの食品宅配や地図サービスを含む消費者向け部門で最大25%減らす方針と述べた。
3人目の関係者は動画配信のYouku(優酷)も削減を計画していると話した。成長の原動力であるアリババ・クラウドはこうした計画は浮上していないという。
一方、テンセントの計画に詳しい関係筋は、テンセント・ビデオやテンセント・クラウドといった収益性の低い事業や赤字部門でリストラが始まる予定と述べた。
関係者2人によると、ポニー・マー最高経営責任者(CEO)は2021年末に、同社は「冬」に備える必要があると従業員に向けて話したという。
またディディは国内事業が監督強化の影響を受けているため、最大で全体の15%相当の人員を削減する方針だと関係筋が明らかにした。3月末までの完了を目指しているという。
アリババ、テンセント、ディディはいずれもコメントの要請に応じていない。
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