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商品市場、ロシア・ウクライナ産品の不足に適応必要＝グレンコア
概要：［１６日 ロイター］ - スイスの資源大手グレンコアは１６日公表した年次報告で、ロシアのウクライナ侵攻に伴うインフラ損傷や制裁、倫理的懸念などから、今後ロシアとウクライナからの供給が部分的あるいは全面
［１６日 ロイター］ - スイスの資源大手グレンコアは１６日公表した年次報告で、ロシアのウクライナ侵攻に伴うインフラ損傷や制裁、倫理的懸念などから、今後ロシアとウクライナからの供給が部分的あるいは全面的にない状況に世界のコモディティー（商品）市場は適応する必要が出てくるとの認識を示した。
ロシアは原油、天然ガス、石炭、アルミニウム、ニッケルの主要供給国である一方、ウクライナは穀物の主要供給国。
グレンコアは、これらのあらゆるコモディティー相場のボラティリティーが急激に高まっていると指摘。供給を巡る懸念がコモディティー価格や投入価格を押し上げる可能性があり、原材料を確保するための資金調達を難しくするとの見方を示した。
ウクライナでの軍事衝突と対ロシア制裁が長引く程度により、世界のコモディティー取引は前年までの状況から大きく変わる可能性があるとした。
グレンコアは先に、ロシア石油大手ロスネフチとＥｎ＋グループの株式保有など、全ロシア事業の見直しを進めていると明らかにした。ロスネフチのイーゴリ・セチン最高経営責任者（ＣＥＯ）は米・英・欧州連合（ＥＵ）の制裁対象となっている。
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