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概要:[ニューヨーク 14日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のファンドや関連企業に向けて、世界中の投資家からの資金流入が大きく拡大している。ウクライナ危機が市場にもたらす逆風に耐え得るセクターと多くの
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のファンドや関連企業に向けて、世界中の投資家からの資金流入が大きく拡大している。ウクライナ危機が市場にもたらす逆風に耐え得るセクターと多くの参加者が見なし、投資しようという動きの表れだ。
調査会社ファンドスタートの最新の顧客向けノートによると、2月末までの3週間でベンチャーキャピタル(VC)投資家は暗号資産分野に約40億ドルを投じた。先週にはさらに4億ドルが振り向けられたという。
ファンドスタート社のデータからは、暗号資産業界への週間資金流入が平均8億ドルから20億ドル前後の規模で推移していることも分かる。今月11日までの直近2週間に新しく立ち上げられた一連の暗号資産ファンドは計30億ドル近くを調達し、今年最大規模に達した。
ハイブリッド投資ファンド、デカソニックはデジタル資産とVCに資金を向ける5000万ドル規模のファンドだが、ポール・シュー創設者兼最高経営責任者(CEO)は「ウクライナ情勢によってわれわれの金融・デジタル経済の力が強まった。ブロックチェーンの採用も加速している」と述べた。「われわれは不動産や債券のファンドから、暗号資産やブロックチェーンに資金が移動している様子を目にしている」と指摘し、金利上昇も理由に挙げた。「この現象は私のファンドにも見られるのだが、残念ながらクローズドエンド型なため、これ以上は資金も投資家も受け入れられない」と話す。
リフィニティブ・リッパーのデータでは、今月9日までの週に債券ファンドからは差し引きで78億ドル、不動産ファンドからは7億0700万ドルが流出した。
仮想通貨ブローカー、SFOXのジョージ・メルカCEOは「暗号資産由来の企業は非常に高いバリュエーションが続いており、多くの資金調達ラウンドも応募超過になっている」と指摘。暗号資産関連のスタートアップ企業のバリュエーションは恐らく自分が見たことのない高水準になっていると驚きを口にした。
プライベートエクイティ(PE)企業ベイン・キャピタル傘下のベイン・キャピタル・ベンチャーズは先週、暗号資産関連に的を絞って投資する5億6000万ドル規模のファンドをつくると発表した。
暗号資産はウクライナ危機の流れを通じて、株式など従来のリスクオン資産をアウトパフォームしている。2月の仮想通貨のビットコインとイーサの上昇率はそれぞれ12.2%と8.8%。ロシアがウクライナに侵攻した2月24日以降で見ると、これが14.5%と13.5%になっている。同じ期間、S&P総合500種は3.2%の上昇にとどまった。
暗号資産運用会社コインシェアーズのデータによると、3月4日までの2週間で、暗号資産の投資商品とファンドに流入した機関投資家の資金は総額1億6300万ドル、ブロックチェーン関連株には約1560万ドルが集まった。
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