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為替の安定は重要、日本経済への影響注視＝約5年ぶり円安水準で官房副長官
概要：［東京 １４日 ロイター］ - 磯崎仁彦官房副長官は１４日午前の会見で、外為市場での円安進行に関連し、日々の相場の動きについてはコメントしないとしつつ、為替の安定は重要であり、日本経済への影響をしっか
［東京 １４日 ロイター］ - 磯崎仁彦官房副長官は１４日午前の会見で、外為市場での円安進行に関連し、日々の相場の動きについてはコメントしないとしつつ、為替の安定は重要であり、日本経済への影響をしっかり注視していきたいと述べた。
ドル／円は一時１１７円後半まで上昇し、２０１７年１月以来、約５年ぶりのドル高／円安水準圏で推移している。原油をはじめとする原材料価格が上昇する中、輸入品の値上がりが家計を一段と圧迫する懸念も指摘されている。
一方、自動車部品大手のデンソーが１３日、ドイツにある販売・開発設計拠点のネットワークがランサムウエアによる不正アクセスを受けたことを明らかにした。磯崎官房副長官は、事実関係の把握に努めているが、これまでに生産を含めた事業活動への影響は受けておらず、日本国内への影響も確認されていないとした。政府として、サイバーセキュリティーの確保に万全を期していきたいと語った。
公明党の山口那津男代表が１２日、原油高への対応として「トリガー条項の凍結を解除し、利用者に値下げを実感していただくことが必要だ」などと述べた。磯崎副長官は「まずは強化・拡充された激変緩和措置等をしっかりと実施をしていく」と強調。さらに原油価格が上昇し続けた場合には、現行対策の執行状況や国際情勢など見極めながら対応していきたいと述べた。
（杉山健太郎）
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