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概要:ニューヨーク証券取引所アーカは4日、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して西側諸国政府が経済制裁を強化したことを受け、ロシア関連の上場投資信託(ETF)3銘柄の取引を中止した。
ニューヨーク証券取引所アーカは4日、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して西側諸国政府が経済制裁を強化したことを受け、ロシア関連の上場投資信託(ETF)3銘柄の取引を中止した。2021年8月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)
[4日 ロイター] - ニューヨーク証券取引所アーカは4日、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して西側諸国政府が経済制裁を強化したことを受け、ロシア関連の上場投資信託(ETF)3銘柄の取引を中止した。
同取引所のウェブサイトによると、規制による懸念から取引を中止したのはiシェアーズMSCIロシアETF、フランクリンFTSEロシアETF、ディレクシオン・デイリー・ロシア・ブル2Xシェアーズ。
事情に詳しい関係筋はロイターに対し、一時的な中止措置で、取引停止や上場廃止ではないと語った。
iシェアーズETFを運営する米ブラックロックは声明で、このETFがロシア株に集中的に投資していること、モスクワの株式市場が閉鎖されたこと、MSCIがロシアの証券を指数から外す決定をしたことから今回の動きを支持すると表明した。
ブラックロックは、ETFに関する今後の展開について顧客に報告するとしている。
金融商品を提供するディレクシオンは3日、ディレクシオン・デイリー・ロシア・ブル2Xシェアーズの市場取引を全て解消し、今月18日の清算まで資産を現金で保有すると発表した。
ニューヨーク証取の広報担当者は、同証取は規制に関してはコメントしないとして声明を出すのを控えた。
ニューヨーク証取、ナスダックの両社は、規制上の懸念からロシアを拠点とする企業の株式取引を一時的に中止している。
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