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概要:米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は2日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言した。発言要旨は以下の通り。
[2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は2日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言した。発言要旨は以下の通り。
3月2日、 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融サービス委員会の公聴会で証言を行い、非常に刺激的な金融政策環境から脱却する必要があるなどと述べた。写真は同日、議会で証言するパウエル議長(2022年 ロイター/Graeme Jennings)
*非常に刺激的な金融政策環境から脱却する必要
*住宅ローン金利の上昇によって住宅需要は減退し始める可能性
*米経済は極めて堅調
*労働市場は非常にタイト
*インフレは目標をはるかに上回る
*数カ月先の利上げに柔軟に対応へ
*ロシアのウクライナ侵攻前、FRBは3月に利上げを引き上げ、年内全てが「ライブ会合」になると想定していた
*ウクライナでの戦争を踏まえ、慎重な政策運営へ
*戦争の経済的影響は極めて不確定
*すでに商品(コモディティ)に影響、支出にも影響の可能性
*こうした影響の規模やどの程度長期間続くかは不明
*引き続き、3月の25ベーシスポイント(bp)利上げは適切と判断
*バランスシート縮小に向けた計画を巡り、3月に進展すること期待
*バランスシート縮小巡る計画、3月の会合では確定していない
*インフレはピークを付け、年内に低下し始める
*インフレ高止まりなら、1回もしくは複数回の会合にわたり50bpの利上げを行い、積極的に対応
*仮想通貨に対する議会の対応必要
*FRBはウクライナ情勢に対し機敏に対応する必要
*FRBは昨年来、サイバー攻撃への警戒を高めている
*米金融システムは強固、ウクライナ情勢に十分耐えられる
*米国の銀行、資本不足に陥っていない
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