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概要:[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。ロシアがウクライナへの全面的な侵攻を開始したことを受け下落して始まったが、バイデン米大統領が新たな対ロシア制裁を発表する中、
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。ロシアがウクライナへの全面的な侵攻を開始したことを受け下落して始まったが、バイデン米大統領が新たな対ロシア制裁を発表する中、切り返した。
ナスダック総合が3%高と主要株価3指数の上げを主導。S&P総合500種も1%超上昇し、過去4営業日続落に終止符を打った。ダウ工業株30種も小幅高となった。
バイデン大統領は24日、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、主要7カ国(G7)の首脳と協議後、ロシアに対する追加制裁措置を発表。ロシア第2位のVTB銀行など新たに4行を制裁の対象とし、ロシアがドルや円、ユーロ、ポンドでビジネス取引を行う能力を制限する。
取引序盤には主要指数が軒並み下落し、ナスダックは3%超安で始まっていた。しかし、バイデン氏の制裁発表を受けて日中高値を付け、終盤に向けて上昇した。
スパータン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カルディロ氏は「米欧が取っている厳しい姿勢は、ロシア経済を可能な限り麻痺させようとする大きなメッセージを金融市場に送っている」と指摘。
「ある観点からすると、これはポジティブだ」とした上で、市場の売りは終わらないかもしれないとし、「今後、原油やコモディティー(商品)価格の上昇に直面するだろう」と語った。
情報技術セクターが3.5%反発し、S&Pを押し上げた。
ナスダックは一時、昨年11月に付けた終値での最高値を20%超下回っていた。この水準で引けた場合、弱気相場が確認されるところだった。またS&Pは今週、調整局面入りが確認されていた。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.14対1の比率で上回った。ナスダックでも1.53対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は175億2000万株。直近20営業日の平均は121億株だった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 33223.83 +92.07 +0.28 32830.33 33269.34 32272.64
前営業日終値 33131.76
ナスダック総合 13473.59 +436.10 +3.34 12587.88 13486.11 12587.88
前営業日終値 13037.49
S&P総合500種 4288.70 +63.20 +1.50 4155.77 4294.73 4114.65
前営業日終値 4225.50
ダウ輸送株20種 14826.94 +303.47 +2.09
ダウ公共株15種 905.49 +3.45 +0.38
フィラデルフィア半導体 3399.16 +121.36 +3.70
VIX指数 30.32 -0.70 -2.26
S&P一般消費財 1361.39 +33.76 +2.54
S&P素材 510.93 -1.56 -0.30
S&P工業 817.22 +9.99 +1.24
S&P主要消費財 766.96 -13.33 -1.71
S&P金融 629.38 -7.43 -1.17
S&P不動産 280.03 +4.91 +1.78
S&Pエネルギー 507.64 -4.45 -0.87
S&Pヘルスケア 1479.85 +6.75 +0.46
S&P通信サービス 229.53 +6.96 +3.13
S&P情報技術 2668.97 +89.41 +3.47
S&P公益事業 331.62 +2.41 +0.73
NYSE出来高 15.82億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 26270 + 340 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 26260 + 330 大阪比
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