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概要:[ヘルシンキ 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は10日、現在の不確実な情勢下では、金融政策を調整して後悔するより、状況を見守ったほうが良いと指
[ヘルシンキ 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は10日、現在の不確実な情勢下では、金融政策を調整して後悔するより、状況を見守ったほうが良いと指摘した。
レーン総裁は、地政学的緊張やそれがエネルギー価格や成長に及ぼす影響に言及し「不確実な状況下では、格言にあるように後悔するより見守るほうが良い、つまり金融政策の正常化は段階的に、緩やかに進める方が良い」と述べた。
ECBのラガルド総裁も「政策のいかなる調整も緩やかなものになる」と述べていた。
レーン総裁は、ECB理事会ではインフレが予想以上に加速するリスクがあると推定していたと指摘。「ECB理事会は、あらゆる手段を通じて、インフレが中期的に2%の目標水準で安定することを確実にする」と述べた。
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