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概要:8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。 ウクライナ問題で平和解決への期待感から、リスクオフのムードは一服。 一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化への思惑からドルへの根強
8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。
ウクライナ問題で平和解決への期待感から、リスクオフのムードは一服。
一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化への思惑からドルへの根強い買いが続きそうだ。
ラガルド欧州中銀(ECB)総裁は前日、金融政策の調整について漸進的に進めるとの見解を示したことから、早期利上げ期待のユーロ買いはいったん収束。
ユーロ・ドルは1.14ドル前半に失速し、ドル・円は115円付近を維持した。
本日アジア市場は日経平均株価の上昇で日本株高を好感した円売りが優勢となり、主要通貨を押し上げた。
ドル・円は仲値にかけて国内勢の買いが強まり、115円前半で小幅に値を上げた。
この後の海外市場は前日に続き重要イベントは予定されておらず、地政学リスクや金利、株価にらみの展開となりそうだ。
7日に開かれた仏ロ首脳会談でロシアはフランスの提案は実現可能としており、ウクライナ問題の平和解決に向け協議を継続。
それを受け、株高に振れればリスク選好の円売りに振れやすい。
他方、10日に発表される米インフレ指標の高水準をにらみ、金融正常化を背景としたドル買いは根強いだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・22:30 米・12月貿易収支(予想:-830億ドル、11月:-802億ドル)
・22:30 カナダ・12月貿易収支(予想:+24.5億加ドル、11月:+31.3億加ドル)
・03:00 米財務省・3年債入札
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