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概要:[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、加盟国の政府借り入れを抑制する財政ルールである「安定成長協定」の見直しを協議しているが、年内の妥結は見通せず、議論は来年いっぱいまで持ち越され
[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、加盟国の政府借り入れを抑制する財政ルールである「安定成長協定」の見直しを協議しているが、年内の妥結は見通せず、議論は来年いっぱいまで持ち越される公算が大きい。EU当局者が明らかにした。
新型コロナウイルス危機対応で2020年から棚上げされていたが、23年には再び適用される見込みで、悩ましい事態となりそうだ。
当局者によると、欧州委員会が修正案を提示するのは6月になる見通し。非常に込み入った政治的に微妙な問題だけに、夏の休暇を挟んで、年内に妥結するにはほんの数カ月しかないことになる。
欧州議会経済委員会のマーカス・フェーバー委員は「(財政ルールの)見直し完了は年末までには難しい」と指摘。「立法過程は少なくとも1年か、それ以上にかかる見通しだ」と語った。
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