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概要:7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。 米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測で株安に振れれば、円買い先行の見通し。 ただ、高水準が予想されるインフレ指標発表を控え、ドルは売
7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。
米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測で株安に振れれば、円買い先行の見通し。
ただ、高水準が予想されるインフレ指標発表を控え、ドルは売りづらい展開となりそうだ。
4日に発表された米雇用統計は失業率が予想に反して小幅に上昇したが、非農業部門雇用者数が前月比+46.7万人と想定の+15.0万人を大幅に上回り、平均時給も改善した。
それを受け、FRBによる引き締め加速への思惑からユーロ・ドルは1.14ドル台前半に失速し、ドル・円は115円半ばに上昇。
週明けアジア市場はドル買いがやや弱まったほか、日経平均株価の下げ幅拡大で円買いに振れ、主要通貨を下押しした。
この後の海外市場では、具体的な材料が乏しく株価や金利が手がかりとなりそうだ。
堅調な米雇用統計で今後の利上げに関し0.50%の大幅な引き締めに思惑が広がるなか、株式市場で売り有利となればリスク回避的な円買いに振れやすい。
半面、金融正常化への期待感から金利高は継続し、ドルは下げづらい面もある。
次の焦点である10日発表の米消費者物価指数(CPI)は高水準が見込まれ、ドルへの買いは根強いだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・05:00 米・12月消費者信用残高(予想:+250.00億ドル、11月:+399.91億ドル)
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