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概要:[24日 ロイター] - <為替> ウクライナを巡る地政学上の懸念が高まる中、ドル指数が2週間ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が今週の会合でタカ派的なスタンスを示すとの観測もドルの押し上
[24日 ロイター] - <為替> ウクライナを巡る地政学上の懸念が高まる中、ドル指数が2週間ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が今週の会合でタカ派的なスタンスを示すとの観測もドルの押し上げ要因になっている。
ロシアがウクライナとの国境沿いで軍を増強させていることについて市場はこれまで大きく反応してこなかったが、北大西洋条約機構(NATO)はこの日、欧州東部への戦艦や戦闘機の配備を強化し、南東部にも追加部隊を派遣する姿勢を表明。これに対しロシアはウクライナを巡る緊張を一段と高める行為として非難し、ここに来て緊張が一段と高まっている。
こうした中、NATO外交筋はロイターに対し、米政府は欧州西部に配備している兵士の一部を向こう数週間で段階的に東部に移動させることを検討していると指摘。米国務省は23日、ロシアが軍事行動を取る恐れがあるとして、在ウクライナ大使館職員の家族に出国を命じたほか、米政府職員の自主的な出国を認めたほか、米国民も直ちに国外退避を検討すべきと表明した。
主要6通貨に対するドル指数は0.25%高。
ユーロは対ドルで0.14%安の1.1324ドル。ユーロは安全通貨とされるスイスフランに対しても下落し、一時は1.0298フランと、2015年5月以来の安値を付けた。
スイスフランと同じく安全通貨と見なされる円は対ドルで 一時やや上昇したものの、その後は0.01%安の113.69円。
ドル指数は今月14日以降、約1.5%上昇。14日以降、複数の銀行がFRBの金融引き締めの規模とペースを巡る予想を上方修正しているが、FRBが25─26日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で明らかになると見られている。今回のFOMCでFRBは3月の利上げ着手を示唆すると予想されているほか、資産縮小ペースについても何らかの手がかりを与える可能性がある。
中国人民元は1ドル=6.324元と、18年5月以来の高値を更新。中国人民銀行(中央銀行)による金融緩和のほか、不動産市場を巡る懸念の後退を受け、国債を中心として中国市場に資金が流入している。
世界的にリスク資産に売りが出る中、暗号資産(仮想通貨)のビットコインは一時3万2967ドルまで下落。3万4000ドルを下回るのは昨年7月末以来初めて。
イーサも下落し、約2244ドルと、昨年7月以来の安値を付けた。
<債券> 米債利回りがおおむね低下した。ウクライナ情勢の緊迫化に加え、今週のFOMCを前に投資家は神経をとがらせている。
米2年債入札の結果が堅調だったことも米債への買いにつながった。
2年、5年、10年、30年債のいずれの利回りも一時1週間超ぶりの低水準を付けた。
米国株も急落し市場の警戒感を強めたが、米債市場はまだパニック状態になっておらず、利回りの動きは全体的にレンジ内にとどまった。
FRBは25─26日にFOMCを開催する。市場はFRBが3月に0.25%ポイントの利上げを実施することを示唆すると予想。フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、年内の合計4回の利上げを織り込んでいる。
午後の取引で、10年債利回りは横ばいの1.7511%。一時1.7070%と11日ぶりの低水準を付けた。
アメリベット・セキュリティーズの米国金利担当責任者、グレゴリー・ファラネロ氏は「年初の10年債利回りは1.50─1.90%のレンジで推移している」と指摘。「1.90%に達したのが非常に速かったため、足元の利回り低下は理にかなっている」とした。
30年債利回りは一時2.0330%と1週間超ぶりの低水準を付けた。ただ、その後上昇に転じ終盤は約4ベーシスポイント(bp)上昇の2.0986%。
2年債、5年債の利回りはそれぞれ0.9628%、1.5323%に低下した。
2年債入札は堅調。最高落札利回りは0.99%と、入札締め切り時の予想利回り1.004%を下回った。応札倍率は2.81倍と平均の2.5倍を上回った。海外中銀を含む間接入札者の落札比率は66.0%。DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏によると同比率は過去最高だった。
<株式> 終盤に反発してプラス圏で終了した。取引時間中に大幅に売り込まれていたことから安値拾いの買いが入った。
FRBのタカ派姿勢の強まりや地政学的緊張の高まりが懸念される中、S&P総合500種は一時、1月3日に付けた最高値を10%超下回り、調整局面入りを確認する水準まで下げていた。
S&Pは日中安値から4.3%ポイント戻して終了。変動幅は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による急落から回復しつつあった2020年3月26日以来最大となった。
主要株価3指数はいずれも一時、2%超下落していた。
前週にはS&Pとナスダック総合の週間下落率が、パンデミックが始まった2020年3月以来最大となっていた。
市場参加者らはインフレ抑制に向けた利上げ時期の手掛かりを探るため、25─26日に開催されるFOMC声明やパウエル議長の質疑応答に注目している。
S&P主要11セクターは全てがほぼ終始、大幅なマイナス圏で推移。ただ、引けまでに3セクターを除いて全てがプラス圏に浮上した。一般消費財の上昇率が最大だった。
銀行大手やネットフリックスの決算がさえず、他の多くの好決算に影を落としている。
電気自動車(EV)大手テスラは大型テクノロジー株の下げを主導した。
百貨店コールズは上昇。関係筋によると、米投資会社シカモア・パートナーズが同社に買収を打診した。コールズを巡っては、スターボード・バリューが出資するアカシア・リサーチも数日前、買収案を提示している。
IBMは引け後の時間外取引で6%超上昇。クラウド事業などの好調が寄与し、第4・四半期売上高が市場予想を上回った。
<金先物> ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、3営業日ぶりに反発。2月物の清算値(終値に相当)は前週末比9.90ドル(0.54%)安の1オンス=1841.70ドル。
<米原油先物> リスク回避ムードの広がりを受けて売りが活発化し、続落。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は、前週末比1.83ドル(2.15%)安の1バレル=83.31ドル。4月物は1.73ドル安の82.41ドルだった。
*表を更新し、債券と株式のリポートを追加して、再送します。
ドル/円 NY終値 113.92/113.95
始値 113.81
高値 113.99
安値 113.66
ユーロ/ドル NY終値 1.1323/1.1327
始値 1.1304
高値 1.1334
安値 1.1291
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 94*22.00 2.1162%
前営業日終値 95*27.00 2.0620%
10年債(指標銘柄) 17時05分 96*13.00 1.7759%
前営業日終値 96*21.00 1.7470%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*18.50 1.5506%
前営業日終値 98*19.00 1.5470%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*18.50 0.9710%
前営業日終値 99*17.13 0.9930%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 34364.50 +99.13 +0.29
前営業日終値 34265.37
ナスダック総合 13855.13 +86.21 +0.63
前営業日終値 13768.92
S&P総合500種 4410.13 +12.19 +0.28
前営業日終値 4397.94
COMEX金 2月限 1841.7 +9.9
前営業日終値 1831.8
COMEX銀 3月限 2380.0 ‐52.0
前営業日終値 2432.0
北海ブレント 3月限 86.27 ‐1.62
前営業日終値 87.89
米WTI先物 3月限 83.31 ‐1.83
前営業日終値 85.14
CRB商品指数 245.5931 ‐2.8854
前営業日終値 248.4785
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