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概要:ウクライナを巡る問題でロシアに厳しい姿勢を取ることに米国と欧州連合(EU)が合意しにくいのは、ロシアと衝突でEUが失うものが米国よりはるかに大きいためだ。
ウクライナを巡る問題でロシアに厳しい姿勢を取ることに米国と欧州連合(EU)が合意しにくいのは、ロシアと衝突でEUが失うものが米国よりはるかに大きいためだ。
ロシアはEUにとって第5位の貿易相手国で、最大のエネルギー供給国だ。一方、米国にとっては辛うじて30位。投資についても同じような格差がある。ロシアにはイケアやロイヤル・ダッチ・シェル、フォルクスワーゲン(VW)など欧州の有名企業が資金を投じている。
エネルギー価格急伸に伴う消費手控えやインフレ高進を背景にEU当局者は予想される制裁に慎重だ。ウクライナ侵攻阻止を目指す措置でロシアが受ける痛手が欧州を上回ることを望む一方、戦争が起きて、最も需要が大きい冬のさなかに天然ガス供給が途絶えることを心配している。
ブルーベイ・アセット・マネジメントの新興市場担当シニアストラテジスト、ティモシー・アッシュ氏は「欧州のエネルギー価格が主な懸念だ」とブルームバーグテレビジョンに語った。ロシアのプーチン大統領は、欧州が「今冬の天然ガスや寒さに恐怖感を持ってほしいと考えている。自分がウクライナに入っても何もしてほしくない」と述べた。
More to Lose
New sanctions would fall harder in Europe, which unlike the U.S. does plenty of business with Russia
Source: Eurostat, U.S. Census Bureau
Note: Data for 12 months through Nov. 2021
エネルギーは最も合意を見い出しにくい分野だ。米国はエネルギーの純輸出国だが、EUは輸入に頼っており、EUにとってロシアは石油・天然ガスともに最大の供給国だ。
天然ガスは、ロシアがここ数カ月に供給を抑制する状況にあって現時点で特に微妙な課題だ。価格が3倍に高騰し、電気料金はEU全域で上昇している。欧州が米国より大きなエネルギーショックを受けているのは主にそのためだ。
Nord Stream 2
Pipeline will allow Russia to end its dependence on transit countries for gas exports to Europe
Source: Agency for Cooperation of Energy Regulators
キャピタル・エコノミクスのアナリスト、ウィリアム・ジャクソン氏は「エネルギー輸出に関する対ロ制裁が実施されたり、ロシアが影響力を行使する手段に天然ガスを利用したりすることがあれば、欧州の天然ガス価格は恐らく急騰するだろう」とし、「価格は昨年のピークをはるかに上回ると考えられる」と指摘した。
Lights Out?
Year-on-year change in electricity prices paid by households
Source: Bureau of Labor Statistics, Eurostat
Direct Investors
Cumulative FDI in Russia from
Source: Central Bank of Russia
Note: Data from June 2016 - June 2021
Collateral Damage?
Post-2014 measures against Russia had a big impact on EU economies
Source: Kiel Institute for the World Economy, 2017
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