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概要:米国株式市場は下落。 ダウ平均は392.54ドル安の36407.11ドル、ナスダックは522.54ポイント安の15100.18で取引を終了した。 民間部門の12月ADP雇用統計が予想を大幅に上回り労働
米国株式市場は下落。
ダウ平均は392.54ドル安の36407.11ドル、ナスダックは522.54ポイント安の15100.18で取引を終了した。
民間部門の12月ADP雇用統計が予想を大幅に上回り労働市場の強い回復が証明されたことが好感され、寄り付き後、上昇。
景気循環株がけん引し、ダウは日中取引で史上最高値を更新した。
その後、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した12月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の中で、従来想定していたよりも早期で速やかなペースでの利上げやバランスシート縮小の可能性を示唆するタカ派姿勢を示したため、急速な金利高を警戒し大幅下落に転じた。
セクター別では電気通信サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品や半導体・同製造装置の下落が目立った。
製薬会社のファイザー(PFE)はアナリストが同社製新型コロナワクチンや治療薬の需要拡大による強い業績を見込み投資判断を引き上げ、上昇。
同業のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)も上昇した。
半導体メーカーのインテル(INTC)はネバダ州ラスベガスで開催されているCES 2022において発表した世界最速の第12世代 インテル(R) Coreモバイル・プロセッサーが高評価で、上昇。
また、中国のオンライン小売りのアリババ(BABA)は著名投資家バフェット氏率いるバークシャーハサウェイの副会長、マンガー氏が会長を務めるデイリー・ジャーナルが、同社の保有を2倍近く増やしたことが当局への正式報告の中で、明らかになり買われた。
一方、ソフトウェアメーカーのアドビ(ADBE)やソーシャル・ネットワーキング・サイト運営のピンタレスト(PINS)はアナリストの投資判断引き下げを受け、軒並み下落。
ベンチマークとなる10年国債の利回りは1.7%を突破し、昨年4月来の高水準に達した。
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