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概要:欧州のガス価格が4日、30%以上高騰した。ロシアからの供給が細り、気温低下に伴うエネルギー不足への懸念が再燃した。
ロイター編集
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欧州のガス価格が4日、30%以上高騰した。2019年5月撮影(2022年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 4日 ロイター] - 欧州のガス価格が4日、30%以上高騰した。ロシアからの供給が細り、気温低下に伴うエネルギー不足への懸念が再燃した。
ロシア産ガスを欧州へ送る主要ルートの一つ、「ヤマル・ヨーロッパ」パイプラインは通常西向きに流れているが、ドイツのパイプライン管理会社ガスケードのデータによると、この日は東向きの流れが急増。15日連続でドイツからポーランドにガスが流れた。また、ウクライナからスロバキアへのロシア産ガスの供給も減少した。
欧州の指標であるオランダのガス前月卸売り価格は1215GMT(日本時間午後9時15分)時点で23ユーロ高の1メガワット時当たり95ユーロ。
ロシアのプーチン大統領は先月、ドイツがロシアのガスをポーランドやウクライナに転売しているとし、ガスの流れが逆転して価格が高騰した責任はドイツのガス輸入業者にあると発言した。
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