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概要:東京株式市場で日経平均は大幅に反発した。米市場で株価の主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、大発会の東京市場でも主力株を中心に幅広い業種で物色された。円安や堅調な中国の経済指標も追い風に500円超高に上昇。2018年以来4年ぶりに大発会での株高となった。
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[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅に反発した。米市場で株価の主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、大発会の東京市場でも主力株を中心に幅広い業種で物色された。円安や堅調な中国の経済指標も追い風に500円超高に上昇。2018年以来4年ぶりに大発会での株高となった。
1月4日、東京株式市場で日経平均は大幅に反発した。写真は同日、東京証券取引所で行われた式典で撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
日経平均は心理的節目2万9000円を寄り付きで回復した後、いったんもみあいとなったものの、機関投資家による買い戻しが主導する形で上値追いの展開となった。
米株高のほか、ドル/円が2017年1月以来の高水準となる115円台後半まで上昇したことや、取引時間中に発表された財新/マークイットの12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.9と6月以来の高水準となったことも支えになった。
円安が自動車など輸出関連株の追い風となったほか、米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の上昇を好感して半導体製造装置関連がしっかりだった。米長期金利の上昇で金融株も堅調。市場では「上がる理由のある銘柄の上昇が目立った」(証券ジャパンの大谷正之投資情報部部長)との声が聞かれた。
主力株が総じて堅調で、トヨタ自動車や東京エレクトロンが上場来高値を更新。アドバンテスト、ソニーグループ、ソフトバンクグループ、信越化学工業などもしっかりで、指数を押し上げた。一方、ファーストリテイリングやキッコーマン、JTは売られた。
TOPIXは1.90%高の2030.22ポイントで取引を終了。東証1部の売買代金は2兆7598億6400万円となった。東証33業種では31業種が上昇し、値上がり率上位には海運業、輸送用機器、保険業、銀行業、精密機器、電気機器などが並んだ。値下がりはパルプ・紙と鉱業の2業種だった。
東証1部の騰落数は、値上がり1625銘柄(74%)に対し、値下がりが494銘柄(22%)、変わらずが64銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29301.79 +510.08 29098.41 28,954.56─29,323.79
TOPIX 2030.22 +37.89 2015.61 2,005.45─2,031.65
東証出来高(万株) 110993 東証売買代金(億円) 27598.64
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