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概要:東京株式市場で日経平均は続落した。新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」への感染が世界的に広がっていることが嫌気された。ただ、年末休暇で海外勢不在の中、積極的な売買は手控えられた。全体的に見送りムードの強い相場となり、東証1部の売買代金は今年2番目の少なさとなった。
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[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」への感染が世界的に広がっていることが嫌気された。ただ、年末休暇で海外勢不在の中、積極的な売買は手控えられた。全体的に見送りムードの強い相場となり、東証1部の売買代金は今年2番目の少なさとなった。
12月27日、東京株式市場で日経平均は続落した。新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」への感染が世界的に広がっていることが嫌気された。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
前週末の米国株式市場はクリスマス振替で休場となり手掛かり材料に欠ける中、日経平均は小幅に続伸してスタート。その後間もなくマイナス圏に転落し、小幅安水準での小動きが継続した。市場では国内でのオミクロン株の市中感染が引き続き相場の重しになっているとの声が聞かれた。
TOPIXは前営業日比0.45%安の1977.90ポイント。東証1部の売買代金は1兆6685億7100万円と4営業日連続で2兆円割れとなった。東証33業種では、情報・通信業、非鉄金属、電気・ガス業、小売業などの28業種が値下がり。ゴム製品、その他金融業などの5業種は値上がりした。
市場では「海外勢が少ない中、注目イベント等もなく、動きづらい。景気敏感株が総じて弱いのはオミクロン株への警戒感が影響している可能性がある」(運用会社)との声が聞かれた。
個別では、休暇明けに海外勢の買いが活発化すると期待させる物色動向もみられ、半導体関連株が総じてしっかり。東京エレクトロンとレーザーテックが連日の上場来高値更新となったほか、アドバンテストも買われた。SCREENホールディングスは反落となったが、一時は上場来高値を更新する場面もみられた。
半面、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループはさえなかった。前週末に決算を発表したニトリホールディングスは4日続落し6%超安となった。
東証1部の騰落数は、値上がり635銘柄(29%)に対し、値下がりが1455銘柄(66%)、変わらずが95銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28676.46 -106.13 28786.33 28,658.82─28,805.28
TOPIX 1977.90 -8.88 1986.64 1,976.38─1,988.35
東証出来高(万株) 77748.00 東証売買代金(億円) 16685.71
*システムの都合で再送します。
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