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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(113.58/61円)に比べてドル高/円安の113.71/73円で取引されている。新規材料待ちで小動きが続いていたが、午後3時現在は米長期金利の上昇を手掛かりにじり高となっている。
ロイター編集
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[東京 21日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(113.58/61円)に比べてドル高/円安の113.71/73円で取引されている。写真は2016年11月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(113.58/61円)に比べてドル高/円安の113.71/73円で取引されている。新規材料待ちで小動きが続いていたが、午後3時現在は米長期金利の上昇を手掛かりにじり高となっている。
米10年債利回りは1.43%台前半。昨日は低下基調にあったが、足元では緩やかながら上昇方向に動いている。
各国中銀の政策イベントが一巡し市場は材料待ちとなっており、ドルは当面113円後半を中心とした取引が続くと予想されている。市場参加者の関心は引き続き米国の利上げだが、金融政策絡みの新しい材料が年内に出る可能性は低く、「ドルの年初来高値更新は年明け以降になりそうだ」(楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏)とみられている。
一方、クリスマス休暇で海外の市場参加者が少なく薄商いとなる中、「オミクロン株関連の報道や中国の景気減速懸念など、リスクを意識させるような材料が出た場合は注意が必要」(ソニーフィナンシャルグループのシニアアナリスト、石川久美子氏)との指摘もあった。
他の通貨では、トルコリラの動向に注目する声が聞かれた。トルコのエルドアン大統領は20日、低金利政策の継続を確約する一方、通貨安による国民の負担軽減につながるとする一連の措置を発表した。これを受け、昨日の海外時間にトルコリラは急上昇した。
ソニーフィナンシャルグループの石川氏は「政府が国民の損失を補償するという内容だったが、財源をどうするかなど不透明な点もあり、原資がなければ政策は長続きしない可能性が高い」とみている。
足元でトルコリラ/円は9.25円付近で取引されているが、リラ上昇の動きは一時的なものにとどまるのではないかという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.71/73 1.1278/82 128.27/31
午前9時現在 113.65/67 1.1275/79 128.16/20
NY午後5時 113.58/61 1.1275/79 128.11/15
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