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概要:特別買収目的会社(SPAC)を通じた株式公開において、ソフトバンクグループは「売り手」としてよりも「買い手」として優れているのか──。
Jonathan Guilford
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[コペンハーゲン 15日 ロイター Breakingviews] - 特別買収目的会社(SPAC)を通じた株式公開において、ソフトバンクグループは「売り手」としてよりも「買い手」として優れているのか──。
12月15日、特別買収目的会社(SPAC)を通じた株式公開において、ソフトバンクグループは「売り手」としてよりも「買い手」として優れているのか──。写真は、ソフトバンクGのロゴ。2021年2月4日に撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
一般投資家は今、この点を見極めようとしている。同社がSPACとの合併で実施した株式公開のほとんどは、その後の株価の動きがさえない。一方、ソフトバンクがスポンサーとなっているSPACの1つが初めて合併の標的を明らかにし、今後の株価の動向に注目が集まっている。
SPACブームは、ソフトバンクが資産売却のタイミングを見つける上で貴重な経路となっている。配車サービス大手・グラブは4月にアルティメーター・グロースとの合併に合意し、記録的な成功を収めた。
ソフトバンクが支援するグラブの評価額は約400億ドルで、当時としては最大級のSPAC合併案件だった。しかし、株式投資家は良い目を見ていない。グラブの株価はその後に急落して7ドル前後と、アルティメーター・グロースが上場した際の10ドルを下回っている。
ロボット開発のバークシャー・グレイからヘルスケアのピア・セラピューティクスまで、ソフトバンク傘下のビジョン・ファンドが支援する他の企業も、株価が節目の10ドルを割り込む水準で取引されている。
Breakingviewsの試算によると、2020年9月以降にSPAC経由で上場したソフトバンクが支援した企業10社の株価は平均で、合併後に20%余り下げている。いずれの場合も同じ期間にS&P総合500種は上昇した。9月末にdMYテクノロジー・グループIIIとの合併を完了した量子コンピューター企業IonQ(イオンQ)が唯一の例外で、同社は株価が上場後に55%近く上昇した。
一般投資家はソフトバンクの孫正義氏のチームが、SPACによる企業買収でより良い結果を出すことを望むだろう。自動車技術の開発を手掛けるシンボティックは13日、ソフトバンクがスポンサーとなっているSPACの1つであるSVFインベストメント・コープ3との合併を発表した。株式価値の評価額は55億ドル。SVFの株価は合併発表後にわずかながら上昇し、10ドル前後で推移している。
SPAC経由の合併で苦戦しているのは、ソフトバンクだけではない。SPAC合併を実施した大手企業25社で構成されるDe-SPAC指数は年初来で約45%下落している。
また、ソフトバンクは初期段階の投資先について、まだ、かなりの利益を計上している可能性がある。それでも、ビジョン・ファンドは11月に100億ドルの四半期損失を計上し、親会社のソフトバンクグループ株は純資産価値に対してかなり割安な水準で取引されている。孫氏の帝国としては、ぜひとも市場で勝ちを収めたいところだろう。
●背景となるニュース
*2020年9月以来、ソフトバンクグループが支援する企業10社が特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じた株式公開を発表したことが、同社の開示情報に基づきBreakingviewsが実施した調査で明らかになった。
*10社のうち7社は14日終値の時点で株価がSPACの公開価格の10ドルを割り込んでいた。一方、量子コンピューターを手掛けるIonQ(イオンQ)の終値は16.10ドルで、9月末のdMYテクノロジー・グループIIIとの合併手続き完了後に株価が50%余り上昇した。
*ソフトバンクがスポンサーを務めるSPACのSVFインベストメント・コープ3は13日、自動化技術開発企業シンボティックとの合併で合意したと発表した。シンボティックの株式価値評価は55億ドル。
(筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)
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