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概要:米連邦準備理事会(FRB)は14─15日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、インフレ目標が達成されたとして、パンデミック(世界的大流行)下で実施していた債券買い入れプログラムを来年3月に終了し、2022年末までに0.25%ポイントずつ3回の利上げを実施する方針を示した。
ロイター編集
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[15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は14─15日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、インフレ目標が達成されたとして、パンデミック(世界的大流行)下で実施していた債券買い入れプログラムを来年3月に終了し、2022年末までに0.25%ポイントずつ3回の利上げを実施する方針を示した。
米連邦準備理事会(FRB)は14─15日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、インフレ目標が達成されたとして、パンデミック(世界的大流行)下で実施していた債券買い入れプログラムを来年3月に終了し、2022年末までに0.25%ポイントずつ3回の利上げを実施する方針を示した。写真は2019年3月撮影(2021年 ロイター/Leah Millis)
市場関係者の見方は以下の通り。
<マニュライフ・インベストメント・マネジメントのグローバルマクロストラテジスト、エリック・セオレット氏>
米連邦準備理事会(FRB)は金利上昇を想定しているが、量的緩和の縮小(テーパリング)ペースの加速はインフレの勢いを低減するため、3月末にバランスシートの拡大がゼロとなった時点で、金利見通しは大きく変わる可能性がある。
テーパリングが実際にインフレ抑制に十分であれば、FRBの見通しほど、利上げは必要とはならないだろう。
流動性引き揚げは実際には金利を押し下げるため、株式市場ではハイテク株や公益株などが恩恵を受けることになる。
<オックスフォード・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、グレゴリー・ダコ氏>
タカ派的だが、想定以上ではない。テーパリング(量的緩和の縮小)倍増はほぼ予想通りだった。インフレ率は「一過性」という文言が削除された。労働市場は実質的に進展している。
FRBはインフレ率に焦点を当て、今後数カ月間で利上げを進められるように体制を整えているようだ。
市場はもう少しタカ派的かもしれないが、見通しに関してはかなりバランスが取れているので、大規模な金融引き締めの引き金になるとは思わない。成長率見通しは来年はやや強めだが、中期的には弱含むため、イールドカーブ(利回り曲線)は今後一段とフラット化する可能性があるだろう。
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