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概要:午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(113.71/74円)からほぼ横ばいの113.71/73円だった。五・十日に伴い、仲値にかけては実需によるドル買いがみられ、ドルは一時113.80円まで上昇。その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めムードが広り、113円後半で膠着状態となった。
[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(113.71/74円)からほぼ横ばいの113.71/73円だった。五・十日に伴い、仲値にかけては実需によるドル買いがみられ、ドルは一時113.80円まで上昇。その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めムードが広り、113円後半で膠着状態となった。
午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(113.71/74円)からほぼ横ばいの113.71/73円だった。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
日本時間の明日未明に公表される米FOMCの結果では、テーパリング(量的緩和の段階的縮小)の加速やドットチャート(政策金利見通し)が上方修正されるかが焦点。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見などに注目が集まっている。
上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏は「米FOMCでタカ派的な姿勢が確認されれば、114円に乗る可能性はある。ただ、ドル/円が上昇しても114円台半ばには届かないのではないか」と指摘。一方でハト派的な内容と受け止められた場合は失望的なドル売りが出るとみられ、113円台前半まで下落する可能性もあるとの見方を示した。
今週は欧州中央銀行(ECB)やイングランド銀行(BOE)、日銀も金融政策会合を控えており、「各国の政策を見極めたいとの思惑でFOMCを通過しても相場の反応は限定的となる可能性もある」(国内証券)との声も聞かれた。
ユーロ/ドルは1.1267ドル/71ドル、ユーロ/円は128.14/18円。持ち高調整目的のユーロ買いが一服し、その後は小動きにとどまった。
ECBが16日に公表する経済予測で2023年と24年のインフレ率が目標の2%を下回ると報じられたことから、「欧州の景気回復には時間がかかるとの見方もあり、ユーロは買われにくい」(アナリスト)という。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.71/73 1.1267/71 128.14/18
午前9時現在 113.73/75 1.1255/59 128.03/07
NY午後5時 113.71/74 1.1257/61 128.07/11
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