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概要:東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、ポジション調整主体の動きとなった。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急速な感染拡大も重しとなり、日経平均は前日終値を挟んで上値の重い展開が続いた。個別では、トヨタ自動車が大幅続伸となった。
[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、ポジション調整主体の動きとなった。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急速な感染拡大も重しとなり、日経平均は前日終値を挟んで上値の重い展開が続いた。個別では、トヨタ自動車が大幅続伸となった。
東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
TOPIXは前営業日比0.52%高の1984.10ポイント。東証1部の売買代金は2兆3117億7200万円だった。東証33業種では、輸送用機器、証券業、サービス業、鉄鋼などの24業種が値上がり。海運業、精密機器、ゴム製品などの9業種は値下がりした。
日経平均は前日の米株安を受けて続落スタートとなったが、間もなく急速に切り返し、プラス圏に浮上。リクルートホールディングス、ソフトバンクグループなどの日経平均の寄与度の高い銘柄が反発し、下支えした。ただ、日本時間の16日未明にFOMCを控えているため上値は重く、方向感はみられなかった。
個別では、トヨタ自動車が大幅に続伸し、3.59%高。2030年までに電気自動車(EV)の世界販売台数を350万台とする目標を14日に示し、好感する動きが先行した。デンソー、豊田通商なども大幅高となったほか、急速充電器を手掛ける新電元工業や東光高岳なども買われた。
半面、ファーストリテイリング、アドバンテスト、KDDIは売られた。
市場ではFOMCに関して「マーケットは今、テーパリングを織り込んでいる最中。警戒感があるため動きづらいが、来年の利上げ回数が2回とおおむね市場予想通りとなれば、無難に通過するとみている」(国内証券)との声が聞かれた。
東証1部の騰落数は、値上がり1317銘柄(60%)に対し、値下がりが750銘柄(34%)、変わらずが116銘柄(5%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28459.72 +27.08 28358.47 28,358.47─28,525.83
TOPIX 1984.10 +10.29 1971.25 1,971.25─1,988.74
東証出来高(万株) 99023.00 東証売買代金(億円) 23117.72
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