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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(113.56/59円)と同水準の113.58/60円で取引されている。きょうから2日間の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ、様子見姿勢が広がった。FOMCでのテーパリング加速の決定などは織り込まれており、市場予想通りの結果であれば相場の反応は限定的との見方が多い。
[東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(113.56/59円)と同水準の113.58/60円で取引されている。きょうから2日間の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ、様子見姿勢が広がった。FOMCでのテーパリング加速の決定などは織り込まれており、市場予想通りの結果であれば相場の反応は限定的との見方が多い。
午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(113.56/59円)と同水準の113.58/60円で取引されている。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
ドルは午前の取引では米長期金利の小幅上昇が支えとなり113.67円まで上昇したが、午後に入り日経平均が下げ幅を拡大すると上値が重くなった。全般的に模様眺めムードが強く、値幅は20銭程度にとどまった。
FOMCについては、量的緩和のさらなる縮小やドットチャート(政策金利見通し)の上方修正が予想されている。りそな銀行・総合資金部市場トレーディング室、武富龍太氏は「事前の予想通りの内容であれば、初期反応としては材料出尽くし感から一時的にドル売り/円買いとなる可能性があるが、その後はドル高基調になるのではないか」とみている。
クロス円はやや円高に振れている。豪ドル/円は80.70円付近、英ポンド/円は149.94円付近でいずれも軟調。
昨日、英国でオミクロン株感染による初の死者が確認され、クロス円では円高傾向が強まっていた。市場では「(円買いは)あくまで一時的な動きで、イベント前ということもあり、調整が入っているようだ」(国内信託銀行)との声が聞かれた。
オミクロン株を巡っては、重症化リスクがそこまで高くないとの情報もあり、「変異株関連のニュースに対する注目度は徐々に下がっていくのではないか」(りそな銀行・武富氏)という。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.58/60 1.1276/80 128.09/13
午前9時現在 113.57/59 1.1280/84 128.13/17
NY午後5時 113.56/59 1.1283/86 128.15/19
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