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概要:■要約ポート (T:7047)はインターネットメディアを複数運営している。 メディアのジャンルは多岐にわたるが、「就職領域」「リフォーム領域」「カードローン領域」の3つの領域を主力としつつ、既存事業と
■要約
ポート (T:7047)はインターネットメディアを複数運営している。
メディアのジャンルは多岐にわたるが、「就職領域」「リフォーム領域」「カードローン領域」の3つの領域を主力としつつ、既存事業とのシナジーも期待できる新規領域として、自治体向けや医療系などのメディアの開発・育成のほか、2021年11月にはエネルギー領域へ本格参入し事業展開を開始した。
1. 2022年3月期第2四半期累計業績の概要
2022年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上収益が2,914百万円(前年同期比 58.3%増)、EBITDA※1が221百万円(同55.0%増)、営業利益が123百万円(同71.7%増)、税引前利益が105百万円(同105.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が57百万円(同38.8%増)となった※2。
就職・カードローン領域がけん引し、第2四半期(2021年7月~9月。
以下、当四半期)及び第2四半期累計で過去最高売上を更新したほか、EBITDA・営業利益は計画を上回って着地した。
加えて、事業拡大に向けて広告宣伝費や人件費などの投資を戦略的に継続しているものの、全指標前年同期比で増益となった。
※1 EBITDA=営業利益+減価償却費
※2 2022年3月期第1四半期よりIFRSへ移行していること、前年同期は非連結であることから、前年同期比は参考値。
2. 2022年3月期業績の見通し
2022年3月期の連結業績見通しについては、2021年11月12日に連結業績予想の上方修正を発表した。
売上収益は期初レンジ予想を据え置き7,000~7,500百万円(前期比48.8%増~59.4%増)、EBITDAは700~900百万円(前回予想から下限値が200百万円増)、営業利益は550~700百万円(同150百万円増)、税引前利益が550~700百万円(同150百万円増)、親会社の所有者に帰属する当期利益が400~500百万円(同100百万円増)としている。
各利益の上方修正の要因として、就職領域では就活生の7割以上となる会員数を基盤に送客、人材紹介とも順調に推移したこと、カードローン領域では2021年3月前期第4四半期において戦略的に実行した広告宣伝効果やアライアンス効果、広告効率を重視した運用もあり好調に推移したことが挙げられる。
この結果、売上収益はほぼ計画通りの進捗に対して、収益力の改善により投資コストを吸収し、各利益において計画を上回る進捗となっていることから上方修正に至った。
なお、2021年11月に(株)INEを子会社化し、エネルギー領域へ本格参入した。
INEの2021年3月期実績は売上高が前期比38%増の3,299百万円、営業利益 が592百万円、当期純利益が402百万円、EBIDAが593百万円、EBITDAマージンが18%である。
2022年3月期も増収増益見込みであることから、今後の同社への業績寄与についても期待できる。
なお、2022年3月期第4四半期より連結される予定であるが、2022年3月期業績への影響は現在精査中であり、判明次第公表するとしている。
3. 中長期成長戦略
課題先進国と呼ばれる日本で同社は、主に離職率、過疎化、生活習慣病などの社会課題に対してサービス開発を行ってきた。
そのなかで同社は、より大きな社会課題を解決していくためには「ユーザー基盤」「投資資本」「顧客基盤」の3つのアセットが必要であると考え、非日常領域のマッチングDXに基づいた取り組みによってこれら3つの基盤を蓄積する戦略を描いた。
具体的には、「販促活動のデジタル化」によって意思決定支援をすることでユーザーとサプライヤーのマッチングを最適化し、各領域の「サプライチェーンの最適化」を推進する。
一方で同社は、マッチング最大化による高い売上高成長を実現するために、「コンテンツ投資(会員数拡大)」「アカウント投資(顧客数拡大)」「システム投資(マッチング数拡大)」の3種類への積極投資を行っている。
2022年3月期第2四半期累計業績は過去最高売上を更新するなど順調に進捗していることもあり、積極的な投資を継続しているもののEBITDA及び営業利益は計画を上回って推移していること、エネルギー領域で業績寄与度の大きなINEの子会社化も予定していることから、中期経営計画達成の蓋然性は高まってきたと言えよう。
■Key Points
・ 「世界中に、アタリマエとシアワセを。
」をコーポレート・ミッションに、インターネットメディア事業を展開
・ 2022年3月期第2四半期累計業績は就職・カードローン領域がけん引し、第2四半期累計で過去最高売上を更新、EBITDA・営業利益は計画を上回って着地
・ 2022年3月期業績は収益力の改善により投資コストを吸収し、各利益は計画を上回る進捗であることから、EBITDA以下の各利益を上方修正
・ 「ユーザー基盤」「投資資本」「顧客基盤」のアセット蓄積と非日常領域のマッチングDXにより、社会課題の解決を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 塚本征也)
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