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概要:日経平均は大幅続伸。 318.45円高の28774.05円(出来高概算5億9788万株)で前場の取引を終えている。 7日の米株式市場でNYダウは492.40ドル高(+1.39%)と大幅に続伸。 英グラ
日経平均は大幅続伸。
318.45円高の28774.05円(出来高概算5億9788万株)で前場の取引を終えている。
7日の米株式市場でNYダウは492.40ドル高(+1.39%)と大幅に続伸。
英グラクソ・スミスクラインなどが開発中の新型コロナウイルスワクチン候補が複数の変異株に対して有効性を示したとの報道もあり、景気回復期待が再燃し、寄り付き後上昇。
また、金利動向の安定でハイテク株の買いも強く、終日堅調に推移。
ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は+3.03%と大幅続伸した。
東京市場でも半導体関連などハイテク株を中心に買いが先行し、日経平均は337.29円高の28792.89円でスタート。
ただ、寄り付き直後に付けた28835.01円を高値にその後は伸び悩み、一時28621.47円まで押し戻される場面も。
それでも、堅調なアジア市況を支援要因に下げ渋ると、その後は28800円を手前にしたもみ合いが続いた。
個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5%近くと急伸したことを追い風に、レーザーテック (T:6920)、東エレク (T:8035)、アドバンテスト (T:6857)、ルネサス (T:6723)などが大幅に上昇。
ソニーG (T:6758)、任天堂 (T:7974)、ダイキン (T:6367)、キーエンス (T:6861)、ファナック (T:6954)、太陽誘電 (T:6976)、ZHD (T:4689)などハイテク・グロース株も全般買われている。
提携先のロシュ社が「アクテムラ」について欧州医薬品委員会より適応拡大の承認勧告を受領したと発表した中外製薬 (T:4519)は急伸。
そのほか、KDDIエボルバとパートナー連携を開始したショーケース (T:3909)、国内証券が新規に買い推奨でカバレッジ開始した日総工産 (T:6569)なども大幅高となっている。
一方、前日まで人気化していた川崎汽船 (T:9107)や商船三井 (T:9104)などの海運株が大幅に反落。
住宅ローン減税見直しの影響を警戒視して住友不動産 (T:8830)、三井不動産8801>などの不動産セクターが大きく下落。
対ドルでの円安進展の一服からトヨタ自 (T:7203)、ホンダ (T:7267)なども売り優勢。
JT (T:2914)、ソフトバンク (T:9434)、武田薬 (T:4502)などのディフェンシブ銘柄も軟調となっている。
そのほか、今期業績見通しが市場想定を下回ったくら寿司 (T:2695)が売られている。
セクターでは精密機器、鉱業、その他製品などが上昇率上位となっている一方、海運業、不動産業、倉庫・運輸関連業などが下落率上位となっている。
東証1部の値上がり銘柄は全体の54%、対して値下がり銘柄は38%となっている。
本日の日経平均は大きく続伸しているとはいえ、25日、75日、200日移動平均線が集中する28900~29000円を手前に伸び悩む格好となっている。
また、前日のNYダウが500ドル近い大幅続伸で、ナスダックやSOX指数が急伸したことを踏まえると、上値の重さが拭えない。
前日の米株市場では、NYダウやS&P500指数が25日線を回復し、米長期金利は上昇、将来の株価変動率を示す米VIX指数は-5.29の21.89と大幅に低下した。
市場心理が改善するなかでの典型的なリスクオンムードの様相だ。
翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした中でもハイテク・グロース株が急伸した動きも踏まえると、市場はオミクロン株の懸念後退を好感するだけでなく、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期金融引き締め懸念も相当に織り込んだかのようだ。
実際、FRBが金融政策の誘導目標とするフェデラル・ファンド・レート(FFレート)の先物市場での動きによると、市場はすでに来年3回の利上げを織り込んでおり、かなりタカ派寄りとなっている。
オミクロン株の脅威が緩和し、翌週に控えるFOMCのリスクもすでに十分に織り込んでいるのであれば、このまま懸念一層で年末に向けた株高ラリーとなるのだろうか。
一方で、米金融大手のゴールドマン・サックス・グループは、株式の安易な押し目買いに対して警鐘を鳴らしている。
12月はボラティリティーが突発的に拡大する余地があり、リスク指標はまだ買いシグナルを発していないと指摘したという。
上述したように、先物市場でのFFレートの動きはすでにFRBのタカ派色を相当に織り込んでいるようだ。
しかし、株式市場の方は実のところ、織り込んだうえで上昇しているのではなく、FF金利先物市場が想定しているほどのタカ派色になることはないと高を括っているだけではないだろうか。
少なくともその可能性がないとは言えないだろう。
昨年の米大統領選などもそうだが、どのような結果になっても相場にはポジティブで、大きな波乱にはならないと言われているような時でも、実際にイベントを迎えるとなると、仕掛け的な動きなども相まって一時的にボラティリティーが大きくなることが多々ある。
昨日、今日の動きだけで過度に楽観に傾くのは時期尚早だろう。
ポジションを大きく買い持ちに傾けるなど過度なリスクテイクには気を付けたいところだ。
さて、後場の日経平均は引き続き上値が重いながらも堅調な動きが続きそうだ。
時間外の米株価指数先物が小じっかりな中、上海総合指数などアジア市況は総じて堅調。
特段のニュースフローがなければ、日経平均は現状の水準でのもみ合いが続くとみておきたい。
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