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概要:午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(112.75/80円)からドル高/円安の113.10/12円だった。値ごろ感から買い戻しが入ったほか、仲値に向けては実需によるドル買いもみられ、ドル/円は強含みで推移。ただその後は113円前半で方向感に乏しい動きとなった。
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12月2日、 午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(112.75/80円)からドル高/円安の113.10/12円だった。写真は各国紙幣。2016年1月撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)
[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(112.75/80円)からドル高/円安の113.10/12円だった。値ごろ感から買い戻しが入ったほか、仲値に向けては実需によるドル買いもみられ、ドル/円は強含みで推移。ただその後は113円前半で方向感に乏しい動きとなった。
日経平均株価が下げ幅を縮小したほか、時間外取引で米10年債利回りが小幅に上昇したことから、「ドル/円のショートカバーを誘発した」(外為アナリスト)という。ただ、「前日の下落の反動で、水準調整が入ったにすぎない。オミクロン株による円高リスクへの警戒感が強く、ポジション形成には慎重な様だ」(同)との声が聞かれた。
りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、武富龍太氏は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がテーパリング(金融緩和の縮小)の加速を示唆するなどタカ派姿勢を維持していることも、「市場のリスクオフを増大させている面もある」と指摘。また、オミクロン株についても不透明なことが多く、「市場はわからないことに対する不安があるうちは、(ドル/円が)上を向きにくい」との見方を示した。
ユーロ/ドルは1.1317/21ドル。ユーロは、持ち高調整の動きがみられジリ高となったものの、上値は重かった。市場では「1.13台前半から後半のレンジ内での推移にとどまっており、明確な方向性は出ていない」(外為アナリスト)との声が聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.10/12 1.1317/21 128.01/05
午前9時現在 112.87/89 1.1317/21 127.76/80
NY午後5時 112.75/80 1.1319/21 127.64/68
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