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概要:米ツイッターのドーシー最高経営責任者(CEO)の退任は同社だけでなく、同氏が創業したもう1つの企業、決済サービスのスクエアにも恩恵をもたらすはずだ。ツイッターの後任CEOにはアグラワル最高技術責任者(CTO)が就き、戦略面である程度の采配を振るえるようになる。ドーシー氏は、競争激化に直面するスクエアに多くの力を注げるようになるだろう。
Gina Chon
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[ワシントン 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米ツイッターのドーシー最高経営責任者(CEO)の退任は同社だけでなく、同氏が創業したもう1つの企業、決済サービスのスクエアにも恩恵をもたらすはずだ。ツイッターの後任CEOにはアグラワル最高技術責任者(CTO)が就き、戦略面である程度の采配を振るえるようになる。ドーシー氏は、競争激化に直面するスクエアに多くの力を注げるようになるだろう。
11月29日、米ツイッターのドーシー最高経営責任者(写真)の退任は同社だけでなく、同氏が創業したもう1つの企業、決済サービスのスクエアにも恩恵をもたらすはずだ。ニューヨークで2018年5月撮影(2021年 ロイター/Mike Segar)
ドーシー氏は2008年にツイッターCEOの座を追われたが、幹部や取締役の退任が相次いだ2015年に復帰。しかし同年、スクエアが企業価値30億ドルで上場すると、ドーシー氏の時間は両社に割かれるようになる。以来、両社は異なる道をたどった。ツイッターは規制当局からの監視に手足を縛られ、ドーシー氏は誤情報と選挙介入を巡って何度も議会で証言することになる。スクエアの方は980億ドル企業へと急成長を遂げた。
ツイッターは次の動きを見失っているようにみえる。ポッドキャスト・アプリのブレーカーを買収し、音声会員制交流サイト(SNS)アプリ「クラブハウス」を真似て音声メッセージサービスに進出したものの、未だにビジネスの大半はツイートだ。
一方、フェイスブックは仮想と現実の融合に注力するため、10月28日に社名をメタ・プラットフォームズに変えた。抽象的な構想であるにもかかわらず、メタの株価は以来7%上昇。かたやツイッター株はドーシー氏退任の発表前までに14%下落していた。
ツイッターは構想面だけでなく、実績でも後れを取っている。広告視聴可能なユーザーだけを示す「マネタイザブル・デイリー・アクティブ・ユーザー」は第3・四半期に平均2億1100万人だった。これに対し、メタは同様の指標で19億人、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を展開する米スナップは3億0600万人となっている。過去1年間、ツイッター株はほぼ横ばいだったが、メタ株は22%、S&P500種総合株価指数は27%上昇した。
2017年からCOTを務めてきたアグラワル氏は今後、自由に大胆な行動を起こせるようになる。これまでは、大きな決断に時間をかける傾向のあるドーシー氏によって動きを減速させられていた。
問題は、ドーシー氏がスクエアに専念することが同社に恩恵をもたらすか否かだ。同社はペイパルやカナダのショッピファイなどの商売敵から挑戦を受けており、「BNPL(バイナウ・ペイレーター)」と呼ばれる後払い決済サービスの豪アフターペイを290億ドルで買収することで合意した。
ビットコイン・ファンを公言するドーシー氏のこと、本来はツイートよりも決済ビジネスの方により強い情熱を抱いているのかもしれない。決済ビジネスに集中すれば、自身が興した2社の状況はそろって改善するだろう。
●背景となるニュース
*ツイッターは29日、ドーシー氏がCEOを退任すると発表した。任期が切れる来年の株主総会までは取締役会にとどまる。後任にはアグラワル最高技術責任者(CTO)が就く。
(筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)
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