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概要:主要国の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は23日、破綻した場合に世界の金融安定が脅かされかねない「世界的にシステム上重要な銀行」のリストを更新し、JPモルガン・チェースが再び世界で最もシステム上重要な銀行となった。BNPパリバとゴールドマン・サックスも1段階引き上げられた。
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11月23日、主要国の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は、破綻した場合に世界の金融安定が脅かされかねない「世界的にシステム上重要な銀行」のリストを更新し、JPモルガン・チェースが再び世界で最もシステム上重要な銀行となった。BNPパリバとゴールドマン・サックスも1段階引き上げられた。写真は2013年9月、ニューヨーク市で撮影(2021年 ロイター/Mike Segar)
[ロンドン 23日 ロイター] - 主要国の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は23日、破綻した場合に世界の金融安定が脅かされかねない「世界的にシステム上重要な銀行」のリストを更新し、JPモルガン・チェースが再び世界で最もシステム上重要な銀行となった。BNPパリバとゴールドマン・サックスも1段階引き上げられた。
約10年前の世界金融危機時に銀行が公的資金で救済されたことを受け、規制当局は世界的にシステム上重要な銀行を毎年選出している。選出された銀行は重要度の区分に従って追加的な自己資本の蓄積やリスク資産の抑制などの義務が課される。
今回の変更により、JPモルガンはリスク加重ベースで資産の2.5%の自己資本上乗せが義務付けられる唯一の銀行となる。BNPパリバとゴールドマンも資本上乗せ幅が増加するが、これらの銀行はすでにFSBの要件を上回る資本バッファーを有している。
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