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米バイオ株下落、セージとバイオジェンのうつ病薬治験結果に失望感
概要：15日の米株式市場でバイオ株が下落した。注目を集めていたセージ・セラピューティクスとバイオジェンの臨床試験結果が、待望されていたバイオ株上昇の火付け役にならなかった。業界で失望感をもたらすニュースはこの１週間弱で２回目。
15日の米株式市場でバイオ株が下落した。注目を集めていたセージ・セラピューティクスとバイオジェンの臨床試験結果が、待望されていたバイオ株上昇の火付け役にならなかった。業界で失望感をもたらすニュースはこの１週間弱で２回目。
ナスダック・バイオテクノロジー株指数は３営業日続落して1.6％安。５月10日以来、約１カ月ぶりの大幅な下げとなった。
セージとバイオジェンが大うつ病性障害などの精神疾患を対象に共同開発した新薬候補zuranoloneは、第３相試験で主要評価項目を達成したものの、持続性や商業上の可能性について疑問が生じる結果となった。セージの株価は19％安と、2020年３月以来の大幅安を記録。バイオジェンも2.5％下げた。
ＲＢＣキャピタル・マーケッツのアナリスト、ブライアン・エイブラハムズ氏はセージのデータについて、「新薬開発の初期段階に示していた潜在的な斬新さに、わずかに届かなかった」と語った。
ナスダック・バイオテクノロジー株指数とＳ＆Ｐ500種の推移
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