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概要:11日の米国株式相場は続落。ハイテク株を起点にした売りが他のセクターにも広がり、特にエネルギー株と金融株、工業株の下げが目立った。
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11日の米国株式相場は続落。ハイテク株を起点にした売りが他のセクターにも広がり、特にエネルギー株と金融株、工業株の下げが目立った。
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市場ではインフレを警戒した神経質な展開が継続。ハイテク株の比重が高いナスダック100指数は一時2%近く下げたが、まとまった押し目買いが入り、下げ幅を0.1%未満に縮小した。
ダウ工業株30種平均は473.66ドル(1.4%)安い34269.16ドル。S&P500種株価指数は0.9%下げて4152.10。ナスダック総合指数は0.1%下落。
予想される物価圧力の上昇は、米連邦公開市場委員会(FOMC)に現在のガイダンスより早い金融引き締めを迫るほど強いのか、議論が活発になっている。米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事はこの日、経済は依然としてFRBの目標から程遠いとして、政策当局は辛抱強い姿勢を続ける必要があると述べた。
TDアメリトレードのチーフマーケットストラテジスト、JJ・キナハン氏は「インフレが顕在化するのではないかという考えが一般的にあるようだ」と語る。「金利は大幅ではないものの、ほんのわずかに上がるだろう。同時にバリュー株かグロース株かという論争も続くと思う」と述べた。
ハイテク株のバリュエーションは、遠い将来の成長期待が支えているケースが多い。そうした株は新型コロナ禍での勝ち組に数えられていたが、今ではインフレ懸念に起因する売り浴びせの中心にある。キャシー・ウッド氏のアーク・イノベーションETFは今年に入ってから約15%下落。昨年は150%近く上昇していた。
ナスダック100指数の推移
出所:ブルームバーグ
外国為替市場ではドルが株式続落を背景に下げ幅を縮小したものの、依然として主要10通貨に対しては総じて軟調。インフレを懸念する投資家の関心は、12日に発表される4月の消費者物価指数(CPI)に向けられている。ポンドは3日続伸した。
三菱UFJ銀行のストラテジスト、リー・ハードマン氏は「明日のCPIが予想より強い数字となれば、ドルには待望のサポートになるかもしれない。しかし雇用統計が弱かったために、そのハードルはぐっと高くなっている」と述べた。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。ニューヨーク時間午後4時19分現在のドルは対円で20銭(0.2%)安い1ドル=108円61銭。108円34銭が支持線になっているという。ユーロは対ドルで0.2%上昇し1.2149ドル。一時は2月26日以来の高値となる1.2182ドルまで上昇した。
ブルームバーグ・ドル指数の推移
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