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概要:米連邦準備制度理事会(FRB)が大手銀行に対する資本面の優遇策である「補完的レバレッジ比率(SLR)」条件緩和措置を3月31日で打ち切ると決定した後、年末のドル資金調達プレミアムが急上昇した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が大手銀行に対する資本面の優遇策である「補完的レバレッジ比率(SLR)」条件緩和措置を3月31日で打ち切ると決定した後、年末のドル資金調達プレミアムが急上昇した。
3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に基づいて決済されるユーロドル先物の12月限は、SLR緩和打ち切り決定が発表された19日以降、売り圧力にさらされている。銀行がより保守的なバランスシート管理を迫られる見通しから、トレーダーはドル調達市場の緊張が高まると予想している。
緊張は主に年末に見込まれている。この時期は銀行がバランスシートを整えるため貸し出しを減らすことが多い。プレミアム拡大は、銀行セクターの重要なリスク指標であるFRA/OISスプレッド(ユーロドル先物とフェデラルファンド金利のスプレッド)の12月のプライシングに見られる。12月のスプレッドはFRBの発表以来2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し、9月限のFRA/OISスプレッドよりも7bp大きい。9月限は年末をカバーしない。
SLR緩和終了は店頭デリバティブ(金融派生商品)市場の緊張を高めるだろうと、JPモルガン・チェースの債券ストラテジスト、ヘンリー・セントジョン氏がリポートで指摘した。外国為替スワップなどレバレッジが大きく利用されている市場でボラティリティーが高まりやすくなる見込みだという。
FRBの発表は、ドル調達コストの指標である円ドルの3カ月物クロスカレンシー・ベーシス・スワップを拡大させた。ロンドンのマーティン・ブローカーズのデータによると、スポットレートがマイナス約8bpなのに対し、年末をカバーする12月からの先物契約は18日から3bp拡大し現在はマイナス41bp前後となっている。べーシス拡大はドル調達のプレミアム上昇を意味する。
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