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概要:オンライン決済サービスを手掛ける米ストライプは最新の資金調達ラウンドで6億ドル(約654億円)を集め、企業価値評価は950億ドルと1年弱で約3倍に膨らんだ。同社の発表資料で明らかになった。
オンライン決済サービスを手掛ける米ストライプは最新の資金調達ラウンドで6億ドル(約654億円)を集め、企業価値評価は950億ドルと1年弱で約3倍に膨らんだ。同社の発表資料で明らかになった。
ブルームバーグ・ニュースは昨年11月、ストライプが新たな資金調達に向け交渉しており、700億ドル余りの企業価値と評価される可能性があると報道。最大1000億ドルとの評価もあり得るとしていた。
米ストライプ、次の資金調達で企業価値700億ドル超の評価も-関係者
米スクエアや米ペイパル・ホールディングスと競合するストライプのソフトウエアは、支払いを受ける企業が利用する。顧客企業はアマゾン・ドット・コムやセールスフォース・ドットコム、リフト、インスタカートなど。昨年4月の資金調達の際、同社の価値は360億ドルと評価されていた。
調達した資金はアイルランドのダブリン本社を中心とする欧州事業への投資に充てる。急増する需要を支え、グローバルな決済・財務ネットワークを拡大するためだ。
ディビア・スリヤデバラ最高財務責任者(CFO)は14日のインタビューで、資金調達実施にもかかわらず、ストライプはそれほど資金を必要としていないと説明。同社の「資本効率はかなり高い」と述べた。また、取締役のマイク・モリッツ氏も調達した資金は「万が一への備え」のようなものだと付け加えた。
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