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概要:ソフトバンクグループが出資する韓国の電子商取引大手クーパンは、ニューヨーク市場で最大36億ドル(約3840億円)規模の新規株式公開(IPO)を目指している。実現すれば、アジア勢の米上場として過去最大案件の1つとなる見通し。
ソフトバンクグループが出資する韓国の電子商取引大手クーパンは、ニューヨーク市場で最大36億ドル(約3840億円)規模の新規株式公開(IPO)を目指している。実現すれば、アジア勢の米上場として過去最大案件の1つとなる見通し。
1日付の当局への届け出によると、クーパンと一部の既存株主は1株27ー30ドルで1億2000万株の公募・売り出しを実施する。IPO価格がレンジ上限となれば、発行済み株式数に基づくクーパンの企業価値は最大510億ドルの評価となる。
ボム・キム最高経営責任者(CEO)が2010年に創業したクーパンは厳しい競争の中で電子商取引市場を上回るペースで成長。事業も積極的に拡大し、「韓国版アマゾン」として知られる。
IPOが成功すれば、ソフトバンクGにも追い風となる。ソフトバンクGは2015年に10億ドル、同社のビジョン・ファンドが18年に20億ドルをクーパンに投じた。この日の届け出によると、ビジョン・ファンドによるクーパンのクラスA株保有比率はIPO後で約37%となる。
ブルームバーグのデータによると、今回のIPO規模はアジア企業の米上場としては過去4番目、14年のアリババグループによる250億ドル規模のIPO以来では最大となる見通し。
クーパンはニューヨーク証券取引所に銘柄コード「CPNG」で上場する計画。
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