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概要:欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
◎米国市況:株上昇、FRB議長証言で-10年債利回り一時1.4%台
24日の米国株式相場は続伸。朝方は下げていたが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて、上昇に転じた。パウエル議長は経済には支援が必要だとの見方を改めて表明した。米国債市場では利回りが上昇。原油も堅調となった。
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S&P500種株価指数は前日比44.06(1.1%)上昇の3925.43。ダウ工業株30種平均は424.51ドル(1.4%)高い31961.86ドル。ナスダック総合指数は1%上昇した。
ハイテク株が売られたものの、エネルギー株と鉱工業株の上昇がS&P500種を押し上げた。銀行株も買われ、KBW銀行株指数は2007年以来の水準に上昇。米食品医薬品局(FDA)スタッフは、ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチンが安全かつ有効と報告。これを受けて小型株も堅調となった。テスラは反発。ヘッジファンドのアーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は、テスラ株を押し目で購入したことを明らかにした。
パウエル議長は下院金融委員会で、経済は最大限の雇用とインフレ見通しの達成までに長い時間がかかると指摘。緩和政策を継続する姿勢を改めて示した。株式の投資家はパンデミック収束後に経済活動と企業利益が急増するとの期待と、金利上昇で株式投資の妙味が低下するとの懸念の間で思い悩んでいる。
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「パウエル氏の発言は、この数カ月のものと何ら変わらない」と指摘。「それでも同氏のコメントを受けて、米金融当局はなおも資産価格の押し上げ支援に積極的だと、投資家は確信した。だから押し目では積極的な買いが入った」と説明した。
外国為替市場ではリスク志向が強まり、資源国通貨が3年ぶりの高値となった。対ドルでは特にニュージーランド・ドルが上昇。同国政府は中銀に住宅市場を考慮して政策を設定するよう要請した。米ドルは総じて軟調だが、円とスイス・フランに対しては堅調となった。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%下落。ニューヨーク時間午後4時55分現在、ドルは対円で59銭(0.6%)高い1ドル=105.84銭。ユーロは0.2%上昇の1.2170ドル。
米国債は売りを浴び、利回り曲線の傾斜が進んだ。午前の売り局面では10年債利回りが9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 、30年債が11bp上昇し、いずれも約1年ぶりの高水準を記録。午後に行われた5年債入札は需要が弱かったが、市場の反応は比較的おとなしかった。
ニューヨーク時間午後4時55分現在、10年債利回りは3bp上昇の1.37%。この日は2020年2月以来の高水準となる1.434%まで上昇した。
ニューヨーク原油先物相場は反発。世界的な在庫減少の加速と需要回復を見越す動きが広がり、昨年1月以来の高値となった。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計では、異例の寒波の影響で原油生産が急減したことが明らかになった。欧州の主要原油貯蔵拠点の在庫は昨年9月以来の低水準だった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は1.55ドル(2.5%)高の1バレル=63.22ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は、1.67ドル高の67.04ドル。
金スポット相場は続落し、ニューヨーク時間午後3時4分現在では前日比0.5%安。米国債利回りが急上昇したことで、利子を生まない金の投資妙味が薄れた。金を裏付けとする上場投資信託(ETF)の保有高は2020年半ば以来の低水準。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.4%安の1オンス=1797.90ドルで終えた。
原題:Stocks Rally as Powell Soothes Traders Nerves: Markets Wrap(抜粋)
AUD, NZD, CAD Hit 3-Year Highs as Commodities Gain: Inside G-10(抜粋)
Treasuries Sharply Bear-Steepen Despite Appetite to Fade Slump(抜粋)
Oil Hits One-Year High With Market Eyeing Tight Global Supplie(抜粋)
Gold Extends Decline With Yields Surging, ETF Investors Fleeing(抜粋)
◎欧州市況:株上昇、シクリカル銘柄に買い-イタリア債下落
24日の欧州株は上昇。シクリカルやバリュー銘柄を中心に買いが広がった。欧州でも新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、ロックダウン(都市封鎖)に伴う制限措置も緩和され始める中で、景気回復が勢いを増すとの楽観が材料となった。
ストックス欧州600指数は0.5%高、月初からは4.4%上昇。2月の上昇率としては2015年以来の高水準となる勢いだ。旅行・娯楽株が上げを主導。英ヒースロー空港とホテルチェーンのアコーがいずれも今年の観光回復に前向きな見通しを示したことが手掛かりとなった。エネルギー、鉱業株も高い。
欧州株は今月に入り、景気敏感株や割安な銘柄が伸びている一方で、新型コロナ禍の勝ち組となった銘柄に売り圧力がかかっている。英国は新型コロナ対策に伴う制限緩和への道筋を示し、欧州の新規感染者数も減少している。
欧州債市場では英国債が取引後半でベアスティープ化の動きが弱まった。イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁が今年1ー3月(第1四半期)は予想以上に大幅な悪化を予想していると述べたことに反応した。
英5年債と30年債のイールドカーブは最大8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)スティープ化し、スプレッドは112bpと、2018年12月以来で最大となった。短期金融市場は英中銀が来年3ー5月に2.5bp利下げすると織り込んでいる。
イタリア10年債利回りのドイツ同年限債利回りに対する上乗せ分は一時、2月5日以来となる100bpを上回った場面もあった。
イタリア債は下落。欧州のトレーダーによると、シンジケート団を通じて、償還期限20年以上のグリーン債が売り出される可能性があるとの見方が売り材料となった。
主要国債の利回り |
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ドイツ10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.30% |
イタリア10年債利回りは4bp上昇の0.69% |
フランス10年債利回りは2bp上昇のマイナス0.05% |
英10年債利回りは1bp上昇の0.73% |
ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)
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