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概要:電気自動車メーカーの米テスラがS&P500種株価指数の構成銘柄に採用された際、投資家は尻込みした。世界で最も重要な株価指数にこれほど変動の激しい銘柄を組み込んでいいものだろうか。しかし、それどころの話ではなかったことが分かった。
電気自動車メーカーの米テスラがS&P500種株価指数の構成銘柄に採用された際、投資家は尻込みした。世界で最も重要な株価指数にこれほど変動の激しい銘柄を組み込んでいいものだろうか。しかし、それどころの話ではなかったことが分かった。
テスラの創業者イーロン・マスク氏は8日、同社が15億ドル(約1580億円)を仮想通貨のビットコインに投資していることを明らかするとともに、ビットコインでの支払いを受け入れる方針を表明した。同社がS&P500種構成銘柄に採用されてから2カ月もたっていない。
テスラ株の割高な水準と不安定な値動きはパッシブ投資家にとって問題だと不安を抱く人にとって、新たに考えるべきことが増えた。テスラはS&P500種で最大の構成銘柄の1つであり、約2%のウエートを占める。つまり、同指数に連動する商品に投じられている資金約11兆2000億ドルの少なくとも一部は今や、激しい変動で知られる仮想通貨の動向に影響されるということだ。
資産運用会社テイブスのフィル・テイブス最高経営責任者(CEO)は「S&P500種の投資家が今ではビットコインの投資家だと考えると実に興味深い。何ともショッキングだ」と述べた。
テスラは仮想通貨市場に参入した最初の企業ではなく、他の企業も同様の投資を行っている。ソフトウエア会社のマイクロストラテジーはビットコインに約30億ドルを投じ、仮想通貨を長年支持してきたジャック・ドーシー氏率いるスクエアは2020年4-6月(第2四半期)に約5000万ドルの資産をビットコインに変えたことを明らかにしている。ただ、両社はS&P500種構成企業ではなく、両社を通じてビットコインの影響を受ける一般投資家の数は限られる。
テスラ株は過去1年で460%上昇し、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが昨年11月にS&P500種採用を発表して以来2倍余りに値上がりした。発表に対しては、テスラ株の追加が同指数に与える影響についての警告が相次いだ。リサーチ・アフィリエーツの創業者、ロバート・アーノット氏はベンチマーク運営者は「高く買って安く売る」傾向があると警戒感を示した。
テスラのビットコイン購入で、S&P500種の投資家は間接的に仮想通貨から影響を受けることになったが、少なくとも1人の経験豊富な市場参加者はそれがテスラを同指数に入れない理由になったかは疑わしいとみている。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスで指数委員会を2019年まで統括していたデービッド・ブリッツァー氏は「S&P500種は米株式市場の動向を測るために設計されており、資金運用や戦略に関する経営上の決定を評価したり、後で批判したりするためではない」と語った。
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