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概要:全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の米中古住宅販売成約指数は、3カ月連続で前月比低下。住宅ローン金利が過去最低水準にあるにもかかわらず、物件価格の上昇と在庫逼迫(ひっぱく)で住宅市場の勢いが鈍っている状況が示唆された。
全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の米中古住宅販売成約指数は、3カ月連続で前月比低下。住宅ローン金利が過去最低水準にあるにもかかわらず、物件価格の上昇と在庫逼迫(ひっぱく)で住宅市場の勢いが鈍っている状況が示唆された。
低下したとはいえ、11月の指数は新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)になる前の水準をなお大きく上回っている。買い手がより広いスペースを求める中、需要が引き続き高水準であることを示している。
NARチーフエコノミストのローレンス・ユン氏は「今回の低下は、主として住宅の在庫不足と急速な値上がりが理由だ」との分析を発表資料で示した。
11月は全米4地域全てで低下。西部は4.7%低下して4カ月ぶりの低水準。中西部は3.1%、南部は1.1%それぞれ下げた。
統計の詳細は表をご覧ください。
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