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概要:共同CEOリード・ヘイスティング氏が語った。
『怪盗グルーの月泥棒』より。
Dreamworks
ネットフリックス(Netflix)は、ファミリー向けアニメーションでディズニーに勝ちたいと考えている。共同CEOリード・ヘイスティング(Reed Hastings)氏が9月、Hollywood Reporterに語った。
ネットフリックスの「今日のTOP10リスト」を見れば、なぜこのジャンルが同社にとってそれほど重要なのかが分かる。10月15日のアメリカのTOP10リストのうち、4本は子ども向けのアニメだった。
ネットフリックスも『ココメロン』や『ウィロビー家の子どもたち』といったオリジナルのアニメ作品を手掛けているものの、『怪盗グルーの月泥棒』のような人気タイトルを考えれば、なぜネットフリックスがこのジャンルにもっと投資したいと考えているのか分かる。
Hollywood Reporterの9月のインタビューで、ネットフリックスの共同CEOリード・ヘイスティング氏は、同社が勝ち取るべきコンテンツのジャンルに言及した。
「ファミリー向けアニメーションで、わたしたちはディズニーに勝ちたい」とヘイスティング氏は語った。ただ、ディズニーは「その分野で非常に秀でているため」実現には「しばらくかかる」だろうと認めた。
それから数週間、ネットフリックスにとってなぜファミリー向けアニメーションがそれほど重要なのかがはっきりし始めた。過去24時間の人気タイトルを反映したネットフリックスの「今日のTOP10リスト」には、子ども向けのアニメーション映画やテレビ番組が必ず含まれている。
例えば、10月15日のアメリカのリストでは、TOP10のうち4本はファミリー向けのアニメだった。ネットフリックスのオリジナル作品『オクトノーツとグレート・バリア・リーフ』が6位だった他、『グリンチ』(7位)や『ペット2』(8位)『クルードさんちのはじめての冒険』(10位)がランクインした。
YouTubeチャンネルをベースにしたネットフリックスの子ども向けオリジナル・アニメ『ココメロン』も15日のTOP10リストで7位だった。
『ココメロン』より。
Netflix
ネットフリックスは『オクトナス』『ココメロン』『ウィロビー家の子どもたち』『立ち上がれ!ペット団〜ロボシティを救え〜』といったオリジナル・アニメを成功させてきた。だが、ネットフリックスのこのジャンルで一番人気があるTV番組や映画は、別の企業からライセンスを得て提供しているコンテンツだ。ヘイスティングス氏がこのジャンルの強化を優先させるのも当然だ。
その良い例が『怪盗グルーの月泥棒』だ。2010年のこの映画は、アメリカのBusiness Insiderがまとめているネットフリックスの週間人気映画ランキング(ネットフリックスの「今日のTOP10リスト」のデータをまとめているストリーミング検索エンジン「Reelgood」が提供するデータに基づくランキング)にも頻繁に登場している。
TV番組の例としては、ニコロデオン(Nickelodeon)の『アバター 伝説の少年アン』とその続編『コラの伝説』が挙げられる。どちらの番組も“子ども向け”とされているが、さまざまな年齢層に受けが良く、ネットフリックスでも人気だ。
これらはネットフリックスのユーザーに最近人気があるファミリー向けタイトルのほんの一部に過ぎない。しかし、ネットフリックスがなぜこのジャンルに投資しようとしているのか、その狙いを示している。
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[原文:Netflix says it wants to beat Disney in family animation and its top 10 lists show why the genre is so important]
(翻訳、編集:山口佳美)
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