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概要:内閣府が7日公表した6月の景気動向指数(速報値、2015年=100)は、指標となる一致指数は前月比3.5ポイント上昇し、76.4となった。5カ月ぶりにプラスに転じ、プラス幅は1985年以来で過去最大。衣類や自動車、エアコンなど小売りの改善が寄与した。 もっとも、指数の水準は低く、同指数の3カ月移動平均などから機械的に決める基調判断は「悪化を示している」で据え置いた。「悪化」の表現は11カ月連続でリーマン・ショック前後と並び過去最長。
[東京 7日 ロイター] - 内閣府が7日公表した6月の景気動向指数(速報値、2015年=100)は、指標となる一致指数は前月比3.5ポイント上昇し、76.4となった。5カ月ぶりにプラスに転じ、プラス幅は1985年以来で過去最大。衣類や自動車、エアコンなど小売りの改善が寄与した。
もっとも、指数の水準は低く、同指数の3カ月移動平均などから機械的に決める基調判断は「悪化を示している」で据え置いた。「悪化」の表現は11カ月連続でリーマン・ショック前後と並び過去最長。
一致指数で上昇に寄与したのは、小売販売、耐久財出荷、卸売販売、鉱工業生産財出荷指数など。自動車部品関係の出荷などが伸びた。
先行指数も前月比6.7ポイント上昇の85.0と2カ月連続で上昇。プラス幅は過去最大だった。消費者態度指数や最終需要財在庫率指数、マネーストック、新規求人数などが改善した。出荷改善で在庫が減少したほか、企業の運転資金需要も寄与した。
*内容を追加しました。
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